2016年3月18日金曜日

弥生賞回顧

1:59.9 (34.3-59.5-60.4-35.1)
12.5-10.5-11.3-12.2-13.0-12.8-12.5-12.5-11.3-11.3

1着マカヒキ
2着リオンディーズ
3着エアスピネル


公式ラップだと、前傾で中盤緩んで上がり2F瞬発力になっている。
実際には、2頭が前半競って速いだけで後続は離れている。

上位は、前半スロー中盤緩み残り4Fでペース上げて残り2F瞬発力が正しい。
馬場がイイので勝ち時計の価値は無い。何度でも書くけど、中山芝は改良されて昔とは違う。

過去との比較は意味が無い。去年、中山好走して、そのまま東京も好走した馬が何頭かいる。これは馬場が変わったから、昔は荒れて重くて、血統も偏っていたけど、展開と乗り方次第で東京より瞬発力がハマる馬場になっている。

マカヒキ
ダービーまでの賞金が足りないので、ここは仕上げて使ってきた。
瞬発力は新馬と若駒で証明済み。ディープインパクト産駒らしいキレで、全姉ウリウリのように、この血統はスピードがある。
3戦とも時計が出る馬場で上がり33秒台、スピードを活かして3連勝。これが瞬発力が活きない展開と馬場ならどうなるか。
母父フレンチデピュティの産駒は芝ダートどちらも活躍していて、筋肉多く見た目は良く見えるタイプが多い。これにディープでキレとバネ。
上手くバランスが取れて、この結果になっているけど。全姉ウリウリの折り合わない気性を理解しているからか、気合いは乗らないように調整、後方から瞬発力を活かしている。
休み明け有力2頭を目標にして、差しきる競馬。一番ハマる展開。これで世代1番にはならない。
まだG1を能力で勝つような持続力は見せていない。中盤で緩まずに流れて、持続力戦になった時に、どの位置で乗れてどれだけの脚を使えるか。まだ解らない。

リオンディーズ
新馬戦が折り合いを欠いても楽勝、マカヒキの若駒並で、能力は高い。マイラーではないので、朝日杯ではスピード足りず後方から、直線で大外差しきる。これも能力の違いがハッキリする勝ち方。ノーザンFでマイル使える有力馬がいなかったこと、メンバーレベルが高くなかったことから使ってきて、勝つ騎乗ではなく、馬のリズムで勝ってしまった形。
結果的に賞金加算できて、成長重視の調整ができた。皐月賞ダービーで仕上げればいいので、ここは調整程度。それでも暖かいこともあり休み明けにしては仕上がっていた。中身は作られてはいない。
メンバーが揃わなかったけど、アシストが揃って前半は速め、しかし早めにバテて残り400で外から馬なり先頭。直線も残り200までは馬なりで、そこから追ったけど前に目標が何もないので少し反応した程度。
直線までバテずに残せる馬がいたら、もしくは直線先頭で残り300から追っていたらどうなったか。
例えるなら半兄エピファネイアのJC、これは能力を出し切った結果で性能が違うからできる。先行して中盤緩まずバテずにそのまま抜け出して楽勝。
父キングカメハメハに変わってスピードがプラス、距離は2400より2000が合う。好位から抜け出して押し切るだけの能力はある。
皐月賞は仕上げてもう一段上の脚が使えるようになっても、ペース次第で折り合いを欠くかもしれない。そこで強気に乗れるかどうか。

エアスピネル
新馬デイリー朝日杯の3戦からマイラー。スピードあり好位で乗れる。
ピッチで雨稍重馬場も好走、能力高く2000まで走れても勝ち負けはできない。
朝日杯の内容結果から、リオンディーズにはマイルでも2000でも勝てない。前で乗っても後ろで乗っても。
今年は2000以上では勝てない相手が3頭、今後も他路線から何か成長して出てくるかもしれない。
皐月賞は使うとしても、ダービーは出走するだけになる。そこでNHKマイル狙いに変えられるかどうか。
今のところ有力マイラーは後方からの差し追い込み組。好位から競馬できる強みはある。古馬になってからはマイルが基本になりそうだし、陣営というかオーナー次第。

タイセイサミット
アドマイヤエイカン
2頭とも中山でキレを活かして通用するようなタイプではない。内枠でコーナー内回り直線に入ってから追っている。上位3頭はもう伸びているので、後ろから差をつめるほどの脚はない。
持続力が活かせる他のコースでなら。強力な上位以外なら。
2頭とも常連上位厩舎。どこかまたトライアルで人気落ち狙い。


今年の3歳牡馬は、上位と、その下に差が過ぎる。下の能力が500万ぐらいなので、それに楽勝した上位が過大評価されている。

それぞれ適性範囲が狭いので、何かを原因に簡単に負けることがあると思う。

今年のクラシックは、どの馬に合う展開になるかで決まる。

ファルコンSの狙いはコレ
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