2016年3月26日土曜日

中山牝馬回顧

一週遅れてますが、回顧はしっかりやります。
これが、勝てるようになった理由なので。


1:50.3 (38.4-63.7-35.1)
12.8-12.7-12.9-13.1-12.2-11.5-11.8-11.6-11.7

1着シュンドルボン
2着ルージュバック
3着メイショウスザンナ


ダート稍重で、少し雨の残る良馬場とはいえ、ペースが遅すぎる。

前5F63.7って長距離のペース。三分割すると、38.4-36.8-35.1で前中が逆、11秒台が続くのが残り4Fで持続力勝負。

時計が遅いので、準オープンクラスでも走れるレベル。位置取り次第で、全馬に勝てるチャンスがあるような荒れるラップ。

勝ち馬から16着まで0.7差

上がり最速は、後方で乗った馬が34.3で10着
上がり最遅は、遅くて後方から捲った馬が35.4で9着
遅いからと道中で捲っても勝てないし、遅いからと脚をためて上がり最速でも勝てない。

スローペースになるのは、逃げ番手の乗り方次第で、何で仕掛けない?と思うかもしれないけど、先に動いたらそれをアシストとして利用されるだけ。

人気のない馬ならとか思っても、それぞれにレース目標がある。
それぞれの状態もあったり、人気のない下位の馬は、8着で少なくても賞金の意識もある。次走以降に疲労が残らないように、連戦できるような騎乗もある。
まだ走れる場合でも、二桁着順が続くようだと引退しなくてはいけなくなる。
牝馬は、引退後の繁殖も考えると無理はしない。

開催時期に、牝馬のハンデ戦、荒れる要素満載の重賞。


シュンドルボン
中山1800で大外枠はマイナス、でも超スローペースに隣がルージュバックで外から捲っていくのを徹底マークできて、展開も枠も結果的にハマった勝利。
ハーツクライ産駒の5歳牝馬、未勝利がダート、4歳の去年が1000万連続2着から降級して500万から1600万まで3連勝。4歳夏から変わる。これがハーツクライ産駒の一つの特徴。

過去一番活躍したのがジャスタウェイで一気に変わったのが天皇賞秋を勝った4歳夏から秋。

牡馬と牝馬で傾向が少し変わるので
ハーツクライ産駒で過去好走した牝馬について調べてみると

まずヌーヴォレコルト、オークス勝ちなど3歳好走して、4歳になると勝ち切れない2着などが多くなる。4歳で成長するところが、G1連戦のため仕上げるので成長促すことができなくなる。

レッドセシリア、新馬勝ちで2歳G13着好走、その後、故障で長期休養。復帰後も期待されて昇級して馬体減る。体質の弱さがあるけど、安定しないので間隔が空くことになり、結果的に4歳夏5歳秋に勝って昇級している。

コウエイオトメ、3歳では未勝利勝つのがやっと、4歳になると2月に500勝ちから好走して5歳秋に1600万勝ち、その後、重賞では結果出ず。

オツウ、2歳新馬勝ってクラシック出走期待も3歳は結果出ず。4歳になると500勝ち1000万降級して2勝と3連勝、その勢いで期待されてるから格上で重賞連戦結果出ず、1600万で4.5.6.5.7.1着、仮に馬の成長優先だったら、5歳は重賞好走していた可能性大。馬主都合でもオープン掲示板を走れている。

キョウワジャンヌ、2歳新馬勝ち、その後結果出ず桜花賞オークスと春は諦め、間隔空けて成長して500万1000万連勝からローズS3着で権利取り、秋華賞2着と好走。

マジックタイム、2歳で2勝して期待されるもG1で結果出ず、クラシックもダメだったのが、間隔空いた4歳秋から変わる。1000万勝ち1600万2着1着して、京都牝馬2着。2.3歳とは別馬。

共通しているのは、必ず成長期があること。
4歳から5歳で変わる時期がある。
一気に良くなるので、馬体に筋肉ついて見た目が変わる。
決め手が出来て、連勝することが多い。
好走が続いて、その後、結果が出なくなると、そこでもう一度がない。

買い時がハッキリしていて、4歳で変わって勝ち切れるようになった馬は買い続けたほうがいい。
準オープン勝って、エリザベス女王杯に挑戦したけど7着で好走したほう。その後、愛知杯で1番人気8着、ハンデ戦と中京2000なので展開と位置取りで結果が変わる。
今回ハンデ54で軽くはないけど、軽量が減って全体的には重くはない。
人気落ちて、今回まで狙ってみる価値はあった。

新潟、東京で連勝したタイプ。時計も遅く着差もないので、この評価がどうなのか解らないけど、能力で負けることがない限りは買い続けたほうが良さそう。

ルージュバック
直線ラストで伸びを欠いた理由が、仮に落鉄だとしても、エリザベス女王杯ではシュンドルボンと0.1差で斤量は2キロ差あった。状態の違いは前回と今回であったとしても、今回はハンデで斤量差が2キロ重く逆転。
これだけでも、中山1800のコースを考えると着順が変わる可能性は考えられる。
マンハッタンカフェ産駒でキレ不足。新馬からきさらぎ賞まの3連勝は全て持続力で勝っている。桜花賞は距離不足、オークスはディープ産駒の決め手に負けて2着、馬体減で戻らなくて秋華賞使わず休み明けでエリザベス女王杯、1戦しか使ってないので有馬記念を使うことに、使わず休養してれば1か月余裕を持って仕上げられた。
前半から超スローで、1番人気なので外から捲ったけど、他馬も脚は残っているので着差はつかない。マークされて差しきられたけど、得意ではないコースで、この結果なら、落鉄も考えるとよく走っているほう。
過剰人気が続いているので、G3でも勝てないとなれば、次走は落ち着くでしょう。
ただ、ヴィクトリアマイルでは展開次第で危険。
東京はベストでもマイルは短い。

メイショウスザンナ
福島牝馬3着、クイーンS勝ち、どちらも小回り1800
他で結果出てないのは、重馬場、マイルは短い、2000は長い、など。
使える脚が短いので、直線の短いコースが合う。
重賞勝てる能力があり。2度の好走が似たようなコース。穴騎手の大野。15番人気。7歳馬で繁殖は近い。これだけで穴狙いの人は買い要素になる。

前走の結果より、実績で考えれば3頭とも買い要素はあった。

アルマディヴァン
逃げて、道中で捲られたけど、内ラチ回ってきて4着。これがこのレースの全て。

ハピネスダンサー
これは勝ち負けできた。9番枠。騎手次第で、好位で乗れて、能力は出し切れる。
吉田隼騎手、ゴールドアクターの有馬記念、スマートレイアーの東京新聞杯、先行追い切りに逃げて速い上がり。何も経験で学んでない。
スタート決めて番手取れるぐらいだったけど、下げて真ん中で包まれる。これで動けない。能力出し切らず脚を余して5着。
強気に乗れる藤岡康騎手に戻ったときは狙い。

これだけ遅いと、理解できないけど後方待機組のレイヌドネージュ、リーサルウェポンは適条件狙える。

スローから、捲りもあり、内ラチ沿いの2.3番手で回っていたアースライズ、クインズミラーグロは、外から捲られ前がどんどん壁になって、直線も進路なく脚を余しまくり終わる。これも適条件で狙える。

この結果は、それぞれ次走迷うと思う。前走で見ずに過去の好走、実績で判断を。


日経賞の狙いはコレ
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