2016年3月31日木曜日

スプリングS回顧

1.48.1 (36.0-60.3-36.2)
12.7-11.5-11.8-12.3-12.0-11.6-12.0-11.6-12.6

1着マウントロブソン
2着マイネルハニー
3着ロードクエスト


良馬場でも雨の残る湿った状態で、上がりがかかるレースが多かった。

三分割すると36.0-35.9-36.2、平均ペースに見えるけど、それぞれに緩急があり。なかなか面白い逃げ方になっている。

中山1800は、展開に位置取り次第で能力は関係ない結果になれるコース。

馬場が重いときは道中で馬なり追走していても軽い馬場より消耗する。結果、平均ペースで走っていても上がりがかかるようになる。

重馬場のときに前残りが多いのは、道中どこにいても消耗するので、みんな上がりが同じような感じになる。

マウントロブソン
未勝利が中山2000で上がり35.6、あすなろ賞が小倉2000で上がり35.3、稍重のような馬場で平均ペースになり上がりがかかる。上がり35.7で3連勝。
新馬未勝利の東京では、上がり33秒台になるとリスペクトアースとディーマジェスティに負けて2着。この2頭は世代上位の瞬発力ではない。それでも勝てない、速い脚がないから。
ディープインパクト産駒でも、母系が重い。母ミスパスカリは半兄がクロフネでダート血統。芝は走れてもスピードは一流には勝てない。
成績の通りで、ここまでハッキリしていれば、良の33秒台馬場なら消し。雨降って上がりがかかる馬場なら買い。
捲れるので、皐月賞でも雨が降れば一発あるかも。

マイネルハニー
一番状態よくパドックで目立っていた。好調で上手く逃げて2着残したと見るだろうけど、もっと深く調べると。
新馬が東京マイル重で逃げてそのまま、ベゴニア賞が良で逃げて粘るけど瞬発力ある馬に差されて3着。阪神2000稍重では逃げずに4着で2着とは僅差、中山1800若竹賞では出負けで逃げれず6着。東京2000フリージア賞稍重では逃げてそのまま2勝目。
マツリダゴッホ産駒で傾向としては今のところマイル1800でキレから持続力まで色々なタイプがいる。母父がナリタブライアンで産駒に活躍してる馬が少ないのはブライアンズ系でキレが無く、現代の高速芝に合ってないから。
2勝したのが重と稍重どちらも逃げ、逃げて馬場をこなして勝ったと見えるけど、阪神稍重では逃げずに4着で直線も騎手が斜行してるけど馬は伸びている。
馬体血統からもキレあり速い上がりってタイプではない。なので馬場悪化すれば上がりがかかる。そこで逃げ先行すれば有利になる、結果出る。
勝ち馬と同じで、良なら消し、稍重以上なら買いのタイプ。

雨馬場、重馬場について。
よく得意な馬って表現されることがあるけど、それはない。全馬、上手く走れない。その中で差が出るだけ、少し苦手、普通、全くダメみたいな感じ。

ロードクエスト
スタートが上手くないので後方から。しっかり脚をためて外から馬なりで動いて、追い始めたのは残り400、そこから直線大外で伸びてくるはずが差しきれず3着。
これを外が伸びない不利な馬場と見るか、前走も2着と走れているけど中山の急坂と見るか、雨が残る稍重に近い重い馬場と見るか。新潟で稍重を走れているけど、稍重でも上がり33秒台が出る軽い馬場なので該当しない。
新馬戦東京マイル、スローペースから残り400だけ追って瞬発力で差しきる。
新潟2歳も同じ、スローから残り400だけ、内が空いたのでロスなく追って抜け出す。
この2戦で、2F瞬発力なら世代最強を示す。
ホープフルSはスロー道中緩んで上がり勝負。新潟マイルと中山2000は適性が違うので連勝するのは難しい。しっかり脚をためているけど、直線は坂で伸びを欠いて、ムチに反応して真っ直ぐ走れてない。
ちょうど直線で鞭を使ったところが坂を上り始めるところ、右ムチで外に左ムチで内に。
ピッチで回転の速い走りなので反応がいい。
距離限界でバテ気味によれるのか、距離はギリギリもつけどラストの坂が厳しいのか。
能力で2000は走れても勝ち切るには相手次第。後方から着狙いなら3着は狙える。
このスピードを活かすならダービーよりもNHKマイル。
ロードホースクラブとしては、一口馬でダービー出走は宣伝効果大。どうなるか。

ミッキーロケット
これは出遅れが全て。前が有利な馬場で平均ペースの最後方では自身はスロー上がり勝負。
前にいるロードクエストをマークして、ペース上がった3.4コーナーでは大外捲れるようなスピードはなく、直線は間を狙ったので5着まで伸びてこれた。
小回りコースが合わないし、距離も短い。1月未勝利勝ち後に間隔空けずに3戦使って結果出ず、500万は勝てる馬だけど、レース選択ミス。音無厩舎は毎年ローテの問題でクラシック出走できない。青葉賞からダービー狙うようだけど、仮に2勝以上が揃って、抽選枠が狭くなるとトライアル出走すらできない。
血統と馬体からは2000から2400がベスト。ダービーを目標にローテ組んでいれば。。。

ドレッドノータス
スタートが速くてスピードあり、逃げるか番手で競馬できる。新馬戦と京都2歳どちらも小回りの京都内回り2000、一番合うコースに合う騎乗。賞金確保しているので、今回は大外もあり試走。
スタートは速いから大外からでも前に行けるけど、それでは先がない。直線長いコースで早めに後続に併走されると厳しい。
馬は前に行きたいのを抑えたので、3コーナーから仕掛けていっても捲りきれず直線は脚が無くなっている。2連勝の中身がスロー上がり勝負で楽だったので、平均ペースで重い馬場ではこれが限界。
能力というよりは適性の問題で、仮に1.2着馬と新馬戦と京都2歳で対戦してたら勝っていると思う。
血統馬体から中距離馬なんだけど、この気性を活かすならマイル。
皐月賞で二桁着順で結果出ず、人気落ち、NHKマイルなら面白い。


今年は、皐月賞ダービーは3頭で決まると思うので、距離微妙な馬はマイル狙ったほうがG1勝ちの確率は上がる。ノーザン系や一口は使い分けするだろうけど、どうなるか。

ここで書いた5頭は、成績から適性がハッキリしているし、他路線もそれぞれ特徴がハッキリしてる。クラシックで結果出なくても、それぞれの距離コースなら活躍できる。

5歳以上のレベルが低くて、4歳が標準、3歳世代は秋以降も要注目。


大阪杯の狙いはコレ
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