2013年8月24日土曜日

札幌記念回顧

2:06.5 (36.2-61.7-64.8-39.7)
12.6-11.3-12.3-12.8-12.7-12.7-12.4-12.7-13.0-14.0

1着トウケイヘイロー
2着アスカクリチャン
3着アンコイルド


ここまで重馬場になると、事前予想など意味がなくなり予想はハズレ。

ラップは逃げて勝ったトウケイヘイローのものなので、どんなレースだったか解りやすい。
前後半でみると61.7-64.8なので、逃げて楽勝みたいな結果になっているが、全体的に後半バテバテになり3秒も時計かかったのが解る。

重馬場巧者というのは、他と比べて苦にせず走るだけで得意という意味ではない。荒れ馬場で良馬場より速く走れる馬はいない。
全体的にバテるので、前半で前にいたほうがアドバンテージあり、後ろは追いつく感覚なければ騎手は流すので着差は拡がる。

トウケイヘイロー
これだけ前半速く走り、後半バテて失速しないのがこの馬の強さ。
新馬戦から3歳時は、スピードを活かして1400とマイルで重賞善戦。血統から一流のスピードはなく勝ち負けはできなかった。
半年休養して馬体成長、大きくなってスタミナがつく。準オープンと重賞マイルを前で押し切り連勝。阪神外1600と中山1600違うラップに対応。京王杯SCは逃げて失速ではなくラストはキレ負け。
距離伸ばして鳴尾記念2000で、元々のスピードに成長したスタミナを武豊騎手が活かし前半から速めのラップを刻み楽勝。
函館記念は適性ある洋芝でハンデ背負い楽勝。
良馬場で札幌記念が行われたとしても、馬場は荒れて持久力を必要としているので、同じ逃げ方で連勝できたと思います。
楽勝したことで道悪・重馬場巧者のイメージがつくと思うけど、走法から馬場が綺麗な良馬場でこそ良さが活かせそう。
次走は天皇賞秋のようで、持続力に強いのが出走してくるので、速めにラップ刻み力を出し切ってほしいです。
厩舎がG1級ではなく、天皇賞秋に血統も合わず、ここまでの連勝で仕上げて使っているので反動はあるはず。期待はしたいが馬券は別ですね。

アスカクリチャン
典型的な夏馬。去年までは新潟で活躍していたが、重賞勝ちした福島稍重の七夕記念を見ると、今年は洋芝函館を選んだのは納得できる。須貝厩舎が好調なのも理解できる。
この2着は岩田騎手が着狙いした好騎乗。9.10レースで芝の状態は把握している。外枠から前に出していき、他有力馬を見ながら仕掛けを遅らせる。3.4コーナーは内ラチ沿いでロスなく回り、直線も内差し。馬場の助けもあり、次走秋競馬では軽視。

アンコイルド
先行して残っただけ、良馬場でどうなったか。次走軽視。

アイムユアーズ
ラストの失速で距離2000は長いのがハッキリする。1800以下で買い。

ロゴタイプ
スピードあり、かかり気味に前につく。道中も手綱引っ張り、3コーナーから動く、4コーナーで手応えなくなり、直線は馬なりで流す。高速馬場でこその馬なので、5着で十分でしょう。
強さを感じたのは朝日杯FSとスプリングS。皐月賞は騎手の好騎乗となると、距離2000が上限の感じはする。スロー寄りになったとき折り合いつくか解らない。
とにかくスピードは高い能力あり、天皇賞秋で折り合い欠いて距離不安見せて、マイルCSに回ってきたら楽勝しそうな感じはする。

前半前にいた馬が、そのまま上位に入っているので、下位で惨敗してても気にならない。
二桁着順が、次走の人気に影響するなら上手く扱いたい。

函館芝は、荒れまくりで重くなり持久力が必要で、軽い血統は消える。
SS系のディープインパクト産駒とか軽いのが人気のときは要注意。
逆にマイナー血統で、持ち時計ない馬とか状態良ければ積極的に買い。