2013年1月22日火曜日

AJCC回顧

2:13.1 (36.0-59.7-36.3)
12.3-11.5-12.2-11.6-12.1-12.2-12.4-12.5-12.1-11.5-12.7

1着ダノンバラード
2着トランスワープ
3着アドマイヤラクティ


予想はハズレ、去年までのルールなら勝ち馬が降着して的中。。

新ルールによると、不利を受けた馬・被害馬のトランスワープが加害馬のダノンバラードを明らかに差せる勢いがないと着順変更にならない。
そんなのゴールまで200も無いのに、どう判断するのか。追い出すタイミングで前をカットされて失速して、体勢を立て直すのにも時間を使う。その間も加害馬は追い続けて差は拡がる。
もう小回りコースの直線で起きた不利は審議になることは無くなり、直線が長いコースで最低残り300はないと盛り返すことは無理で、もう新ルールが適用されることはないんじゃないかと思う。

今後かなり問題になりそうなルール変更、裁決委員をJRA職員がやっていたら事務的な作業で、見た目だけの判断になり、今回のように審議ランプもつけず終わり。スロー映像で確認することもなくなる。

これも加味して予想考えないといけなくなり、ますます外国人騎手の需要は上がりますね。


レース回顧
展開は、ネコパンチが想定通りの逃げ。ちょうど残り600までは捕まらずに単騎で逃走。ちょうどラップが12.5から12.1に速くなっているのがその部分。単騎の逃げのため前半5F59.7はネコパンチのみの速い時計で、集団先頭だったゲシュタルトは2秒ぐらい離れていたので、後ろは前半62秒ぐらいのゆったりしたペース。そこから、また逃げ粘られたら後方の騎手的に立場がなくなるので、速めに差を詰めに動いていく。集団は残り800からは動いているのが解るので、ラストのラップが12.7と落ちているのも、その前に追走で脚を使ったため、となると集団は残り5Fからの持続力競馬で、ラスト200は脚が無くなった感じか。ペースが少し特殊な展開になりました。
持久力は確実に必要だったわけで、上がり3Fが得意な馬には厳しいレース。

ダノンバラードは、直線を除けばベリー騎手が上手く乗って前半は内で脚溜めて、向正面で外に出して捲って差しきる騎乗。この馬は溜めれば脚を使えるので折り合って乗れるかが大事。この厩舎ではモタれる癖を矯正するのは無理だと思うので、今後も買いにくい馬。真っ直ぐ追うために手綱で直しながらではしっかり直線走ることはできないし、相手で押える程度が良さそう。一応重賞勝ちでこれか人気になるし妙味なし。

トランスワープ、たぶん去年の夏の函館記念と新潟記念のレースを見れば解るとおり、直線で内側の進路が真っ直ぐ追えるぐらい空いていたらゴール前で差しきっていたかどうか。
ちょうど函館記念とAJCCのレース上がりが同じぐらい。似たラップの函館洋芝で上がり35.7で走れていること。今回勝ち馬との着差が0.2、ダノンバラード上がり36.0でトランスワープが不利受けて36.1、0.2速く走っても上がり35.9。まず走れないラップではない。外から捲って脚を使っていたダノンバラードに対して、トランスワープはインで脚を溜める。この日は強風で前に馬がいて風よけになっていた点もプラス。もしダノンバラードがラチ沿いまで斜行せずに内の進路確保しながら走ったら、左に手綱を引っ張ったりとしっかり追えない、となると上がり36.0では走れない。
2頭にプラスマイナスがあるので、不利がなければ差しきっていたとも思える。
1馬身と1/4の差がついているというけれど、トランスワープは不利を受けた後は、前にダノンバラードがいるので、1頭分わざわざ外に出してから追っている。残り100からムチ使って追っての差。追ってから1馬身は差をつめているし、不利がなければ確実に差しきっていたでしょう。
たぶん大野騎手が感覚で手応え解るだろうし、今年のどこかでキッチリ勝ってくれるでしょう。
もう8歳せん馬なので1戦1戦が勝負、次走も買い。

アドマイヤラクティ、これで12戦連続馬券絡み!これは基本的な能力が高くないとできないし、体質が強いし馬体も丈夫。展開コース馬場は問わず、条件戦で負けた馬は重賞走っている馬なので、相手が悪かったのと、この馬はハーツクライ産駒らしい2.3着が多い。
キレ脚はなく、スローの上がり3F勝負だと厳しい。ズブさを騎手が理解して4Fの競馬をすれば最後まで伸びる。このまま内田騎手とかなら買い、追えない騎手が乗った時は要注意。

サトノアポロ、さすがに一気のメンバー強化は厳しかった。でも3着との差はわずか。
重賞で通用するのは解ったので、まだこれからの馬、今年一年期待。

ルルーシュ、出負けで先行できず。この展開ではスタート決まって前にいたら、直線は失速していたはず。長期休み無く使われているし、春の東京開催まで休養が必要。今後も冬競馬に出てきたら消し。

逃げたネコパンチ、去年の日経賞は時計見れば解る通りで、どの馬でも同じラップで逃げたら勝てたレース、後ろがダメなだけでネコパンチは強くない。前日穴人気してたけど完消しできる馬。

予想の反省は、馬連で3360円もついているので、期待したトランスワープ軸で攻めるべきでした。
開催後半が馬場も読めて調子が良くなるので、今年はこれを意識していきたい。

来週から東京開催に変わるので、開幕週は注意。

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