2014年2月12日水曜日

根岸ステークス回顧

1:23.4 (35.3-36.1)
12.6-11.1-11.6-12.0-11.9-11.8-12.4

1着ゴールスキー
2着ノーザンリバー
3着シルクフォーチュン


土日絶好調だったベリー騎手が見事な追い出しで差しきる。
結果的に、この乗り替わりはハマった感じ。
中山は上手いイメージで、東京は勝ち切れないレースが続いていて、日曜も重賞まで3連続2着。
これで騎乗依頼が増えますね。質が上がれば、自然と勝率も上がると思います。

ゴールスキー
まず、血統は半兄にゴールドアリュール。ダートでG1勝ちがありますが、端午S勝ち後ダービー参戦して5着だった馬。この年はタニノギムレットとシンボリクリスエスでレベルは高かった。6着にはアドマイヤドンもいたり。その後、JDDからダービーGP連勝して、東京改装で中山開催になったJCダートは5着も東京大賞典フェブラリーSを連勝。
同じサンデーサイレンス産駒の良血で期待された兄弟はなかなか活躍しなかったが、ネオユニヴァース産駒のゴールスキーになって、やっと活躍した感じ。
新馬から芝馬として使われてきて、500万から3連勝でマイルCS3着になり能力が高いと思われたけど、その後は期待通りにはいかず。
2年弱勝てず、ダート変更でまた血が活きる。オープンなら能力で勝てるとして、重賞の武蔵野Sでは4着。勝ち馬がベルシャザールなので勝てないのは仕方ないとしても、ゴール前は伸びを欠く。
直線は一瞬まとめて差しきりそうな脚はつかえていた。ダートでも長く脚が続かないのかもしれない。スタミナがないわけではないので、追い出すタイミング次第か、あとはしっかりラストまで気を抜かせずに走らせることができるか。
相変わらず騎手は選びそうな馬で、外国人騎手はプラス。あとは馬のリズムを大事にする騎手も合う。
自ら動いて差しきるのは合わないので、武蔵野S4着はある意味納得。
フェブラリーSでは、一気に相手が強くなるけど、着狙いなら十分に可能だと思います。

ノーザンリバー
これも新馬は芝で、未勝利500万はダートで連勝、アーリントンCで芝重賞勝ち、その後皐月賞ダービーを使う。馬主やってればクラシックに愛馬が出走できるなら使いたいと思うのは当然で、結果は無事に完走できたらということ。
その後は、ダートの適距離を使い、前走カペラSで重賞制覇。これが直線内が開いての勝利だったので、ここはレベルも上がったし軽視したら、完璧に乗って2着。ただ、この辺りが限界に見えるのでマイルは買えない。
最近のダート傾向で、芝を使われていた馬の好走が多いが、これは元々ダートも走れたが芝にこだわっていたこと。
たまに、勘違いで完全な芝馬なのにダート出走してくるのもありますが。馬体で解るので要注意。

シルクフォーチュン
完全な追い込み馬。馬券に絡むかは展開次第。
下手に追走したり道中脚を使うと、直線外から伸びてこない。ハイペースで前と離れようが直線までしっかり脚をためると、必ず伸びてくる。
なので騎手は選びます。展開がハマらないなら仕方ないと割り切れるぐらいが買いの騎手。

ブライトライン
使い方に問題がある。未勝利2000で勝って、黄菊賞1800を連勝。ラジNIK杯と京成杯で結果出ず、距離短縮マイル、そしてファルコンS1400で重賞勝ち。NZT1600でも3着。ここで消耗してるのがハッキリ解っていたはずなのに、NHKマイル使って敗退。さらにダート出走して惨敗。
酷使したので、当然半年の休養では回復せず。マイルに戻しても結果は出ない。
4戦使ってから馬体を増やしてダート変更。4戦とも仕上げずレースを調教代わりに成長を促した形。厩舎によっては馬主にこのレースを使えと言われたら断れないところもあるので。
あと、賞金が微妙なラインの馬は、4歳夏の降級に合わせて無理しない場合もある。
ダート初勝利は降級後の1600万麦秋S。現4歳馬で重賞使ってる馬のなかにも降級までやらずがいるので注目してみてください。
ダートの使われ方も、中山1200、東京1400、函館1700、京都1800で、JCダート4着。
折り合いに難があり、1400勝ちもあるが条件戦で価値はない。結果を出していたのは1700と1800なので、スピード活かせるとはいえ、折り合い無視の騎乗をしては先がないので控えることになる。
結果は、先には繋がるかもしれないが、馬のリズムでは走れてないので直線も伸びずバテず。
厩舎が違えば、もっと活躍していたかもしれない。馬体からはG1勝てるレベルの馬なのは間違いない。

アドマイヤロイアル
直線前が開かず、5着になっただけで力負けではない。
能力は武蔵野Sで2着になった通り、これで少しでも人気が落ちるようなら次走美味しくなる。
掲示板外れて惨敗でもしない限り、毎回必ず買い目に。
引退まで安定して走れる馬だと思います。

ドリームバレンチノ
レース後の騎手コメは、5.6番手で競馬するつもりだった。
スタート後に押しまくりで2番手につけておいて、何が言いたいのかよく解りません。
元々、芝のスプリンター。ダート2戦1400だが、地方交流で、東京1400とはコースが違う。
ダート1200なら押し切れるんだろうけど、東京競馬場でやる乗り方ではない。
ケガした後の内田騎手は心配ですね。

今年も、芝を使われていた、ダートも走れる馬の好走が増えると思うので、要注意です。