2014年2月28日金曜日

3歳牡馬まとめ1

そろそろ力関係と、各馬の適性が解ってきたので、皐月賞ダービーに向けてまとめます。

まず共同通信杯。

今のところ一番レベルの高かった東京スポーツ杯2歳S勝ち馬のイスラボニータがスローペースを難なく折り合い楽勝。
勝ち時計は1:48.1で遅く感じるが、この時期は折り合いがつくかどうかは大事、能力全開で走れる強みがある。
イスラボニータの良さは筋肉が柔らかいこと、直線追い出してから前脚がかなりの高さまで上がる。可動域が広いのでストライドが大きくなる。この柔軟性が直線の伸びに繋がっている。
斜尻でトモだけ見て判断すると良く見えないと思う。この馬をフォトパドックで判断するのは間違いで、実際にパドックで脚をつく位置や筋肉の柔らかさを確認したい。
まだ左回りと直線が長いコースしか使ってないが、手前を変えるのは上手いので右回りは問題ない。スタートがよく好位につけられるので、中山に対応しやすい。
気になるのは急坂で同じ脚が使えるか、大跳びなわけではなくストライドが大きいのでスムーズに加速できるかどうか。
皐月賞では蛯名騎手の腕が試されますね。馬体からはダービー2400は少し長いかもしれない、能力だけで上位にくる可能性はある。この辺りは他有力馬の成長次第。

ベルキャニオン
ここで賞金加算したく仕上げてきたのがよく解る。本当はもう少し成長させてから仕上げたかったはず、この辺りは毎年クラシックを目指す馬によくあること。
素質があり2着が多い馬は、期待されてレース使うのが優先されるので、結果を出せないことが多い。
2着3回とも、先行好位で競馬できる馬に負ける。現時点では後方で脚をためて直線勝負しかできないので、この結果は仕方ない。
ここで無理に皐月賞目指すか、ダービーを目標にするかで将来の結果は違ってくると思う。兄弟の成績みると無理はしてほしくないですね。

サトノアラジン
新馬戦を馬なり楽勝で過剰人気が続いている。新馬から3ヶ月後の東スポ2歳では馬体変わらずゆるいまま、結果は追って伸びるわけではなく新馬のように持続して脚を使うだけ。ストライドが大きい馬なので、小回りラジオNIKKEI杯は上手く乗れず3着。
で、まだ1勝馬で賞金足りないため重賞を使ってくる。だいぶ成長して良くはなってきたが、まだ中身はゆるい馬体。現時点では、どう乗っても上位2頭には勝てない。
少し前が硬いところがあるので、器用な競馬はできないし、まだ能力だけで走っているため瞬発力勝負も不向き。
全姉ラキシスは夏休養して良くなった馬。この血統は晩成ということでしょう。無理すれば終わり。成長促せば将来は楽に重賞勝てるようになると思う。
クラシックに拘るなら、500万勝って、青葉賞からダービーしか残る道はない。

ピオネロ
間違いなく能力は高い。新馬使ったのが早いように、もう馬体はある程度出来ている。
スピードがあり折り合いが難しくなってきている。クラシックは能力上位の馬が順当に揃ってきているので、マイルは少し短いけど、どこかで賞金加算してNHKマイル使ってほしい。

ガリバルディ
何故だか4番人気なっていた、福寿草特別でどれくらいの馬かはハッキリしたはず。サトノロブロイとの比較で、このメンバーでは通用しないのも解る。馬体減を敗因にしているのが多いが、万全でも勝ち負けできなかったでしょう。距離短縮でマイル目指したほうがいい。

ここでイスラボニータが楽勝したことで、京成杯プレイアンドリアルの価値も上がる。
東スポ2歳を勝ち負けした2頭が、この世代の主力。

あとは別路線で勝ち進んでいる3頭との戦い。
後程、まとめ2で書きたいと思います。

今のところ、クラシック候補は5頭。あとは、この短期間にどれだけ成長できるか。
皐月賞からダービーの間でも変わる馬はいるので、それぞれ全レース注意したい。


週末の重賞狙い馬はコレ
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