2014年3月14日金曜日

3歳牡馬まとめ3

まだ書いてなかった残り1頭が出走した弥生賞を。

2:01.4 (35.6-61.2-60.2-36.4)
12.4-11.0-12.2-12.8-12.8-11.9-11.9-12.3-11.9-12.2

1着トゥザワールド
2着ワンアンドオンリー
3着アデイインザライフ

馬場を考えれば、この時計は遅くない。
弥生賞は例年なら中間に3F緩みが入る。今年も向正面でスローに落ちるはずが、外から有力馬が折り合えずに捲り、前は脚を溜められず。

トライアルの試走ではなく本番に近い5Fの持続力戦を弥生賞でやって反動出ないのか心配になる。
ここで直線ラストまで伸びた2頭は能力抜けている。
ラップが変わっても勝ち負けできるぐらいの差。2頭はダービー馬候補に。

トゥザワールド
この兄弟は気性が問題で活躍しない馬が多く、船橋所属のまま引退したアゲヒバリ。馬体に難有り成長が遅れた全兄のトゥザグローリー、その後、重賞連勝や有馬記念連続好走など活躍も、急に走らなくなるなど。
母はトゥザヴィクトリーG1勝ち有りサンデーサイレンスは偉大。
祖母は名牝フェアリードール。この血統に活躍馬が多く、重賞勝ち馬多数。最近ではデニムアンドルビーなど。ただ、G2勝ちやG12着はあっても、G1勝ち馬がなかなか現れない。
この馬が今後どうなるかは要注目です。
スピードが有り、折り合いに苦労しているのが現状で、外枠から控えて中団のはずが我慢できずに上がっていく、無理矢理抑えているわけではないので、今のところ問題にはなっていない。
直線先頭から追い出し開始、少し坂で一杯になったけど、まだまだ馬体は出来てなかったので、現時点でこれだけ走れれば強い。
この日の中山芝レースは外を通った馬が有利で4コーナーから動いて直線先頭が勝ちパターン。
川田騎手は8.9レース芝2000・1800に騎乗せず見学。2レースの勝ち馬の騎乗をしっかり把握。
同じ乗り方して勝ったのだから、騎乗依頼断った価値はある。
この週はハープスターのこともあったし、相当気合いが入っていた様子。完全に自分の腕でG1勝ちたいでしょう。
このレースを見ると差しの競馬はできないし、皐月賞では目標になる。荒れたところを通った時にどうなるか、本番でも同じく外枠がほしいところ。まだまだ成長の余地はある。
馬券内のイメージはできるけど、5連勝で皐月賞勝ち、ここがポイントになりそうです。

ワンアンドオンリー
まず、まだまだ馬体は出来てなく緩い作り。
新馬戦10番人気12着も納得。次走未勝利でいきなり2着好走。3戦目で勝ち上がる。小倉小回り1800で捲れるような機動力はなく、阪神1600の上がり勝負が向いている。このコース違いで別馬になるのだから2歳時のレース選択って大事。
萩ステークスではハナ差の2着。直線は真っ直ぐ追うまで時間かかって脚を使ったのは残り200だけ、これは騎手の差が大きい、勝ち馬との能力差はかなりあるのが解る。
横山典騎手に乗り替わりで東スポ2歳、中団で脚をためて直線あまり弾けない。鞭使うと反応し過ぎて真っ直ぐ走れてない。それを解って使わず追ったラストは持続している。勝ち負けした2頭は強いとして、3456着の4頭も能力高さを示す。短期に連戦して馬体も減っていたし、よく走っている。
そしてルメール騎手に乗り替わり、ラジオNIKEEI杯楽勝。1枠から内で脚をためて、3.4コーナーで上手く外に出して、直線の追い出しも完璧。鞭は多様したけど、強くはなく馬が反応するような追い方で、ラスト真っ直ぐ伸びる。
まだまだ後ろ脚が固まっていないので、瞬発力は使えない。ある程度馬なりで加速してからの鞭なら有効なのかも。腕力だけで反応させる追い方は合わない。というのが2歳時の感想。
そして、休んで馬体増えて成長した弥生賞。東スポ2歳の時とは別馬、踏み込みもしっかりしてきていたし、返し馬の走りは一番良く見えた。
レースはトゥザワールドマークで勝ちパターンだったが、3コーナーでペース上がったところで即反応できず、外から被されて遅れる。4コーナーでは前が少し詰まり、外に出して追えたのは直線だけ。ラストの脚は返し馬で見たとおり抜群で差しきる勢い。
現時点での完成度から伸びいろを考えると、皐月賞ダービーが楽しみ。
血統からは、それぞれの良さが出てきていて、ハーツクライ産駒は晩成が多いので無理だけはしないでほしい。馬体は増えたほうがいいので、ダービーのころにはもうプラス10で中身も出来上がれば。
馬主力もあるし、ノースヒルズ連覇の親子制覇は社台がどう出るか注目だけど。橋口調教師にダービー勝ってほしいです。

アデイインザライフ
内枠を活かして好位を取りにいく、後半も積極的な競馬。兎に角、権利取りしたいという騎乗。
どちらかというと京成杯のような脚をためて上がり勝負が合う。
ディープインパクト産駒らしさが先行すると活かせない。
現時点で、しっかり仕上げてこれが限界。少し反動もありそうだし、皐月賞では2段階くらい上積みないと厳しい。

エアアンセム
立て直して状態が万全ではなかったとはいえ、1枠を活かさずに、後方に下げて大外捲りでは馬の負担大。
京成杯で内枠から直線内で詰まったからって、こんな安全に乗るのは経験のない若手のやること。
ホープフルSでルメール騎手が手本を見せている。それを参考にしないで、ミスしたからと大外回して馬に負担かけるのはどうなんだろうか。後藤騎手がイマイチ活躍しなかったのはこの辺りにある。
これで皐月賞1150万は微妙なライン、他レースでも賞金上位が勝ち負けして、下から抜かれないこと。あとは他路線の賞金上位組が出走するかどうか。
ホープフルと京成杯より馬体減で仕上がりは悪く、かなりの距離ロスでこの結果。上位2頭には劣るけど、他有力馬次第や乗り方次第では可能性はある。
なんのために中山2000を連続で3回使ったのか。騎手の差を考えさせられる結果に。

キングズオブザサン
仕上がりは悪くはなかった。賞金は足りているし後ろから試走した感じ。
速い上がりを使える脚はないし、正攻法で積極的な競馬が合う。
ただ、メンバーが上がってある程度の位置は解った感じ。勝ち負けした2頭とは馬体の差はある。
チチカステナンゴ産駒の限界は、上位3頭の父との差。G1で好走する可能性は低くなったと思います。
母スティンガーや半兄サトノギャラントから、この馬もマイルの先行馬になるのかなと思う。
毎年クラシックが終わると、マイルに路線変更して活躍する馬はいる。
皐月賞二桁着順からNHKマイルとか面白そう、そうなると穴馬になる確率は少し。

アズマシャトル
仕上がりよく権利取るために積極的な競馬。
道中つまりまくりだけど、この距離では上位との差はハッキリした。
前走でも早めに抜け出してから伸びを欠いたように、2000は少し長い。
マイルだと、まだ前半遅れる。賞金1050は皐月賞厳しいだろうし、使えるレースは限られる。
中2週になるけど、毎日杯で見てみたい。
このまま松山騎手で乗り替わりなく経験つませてほしいです。

これで、共同通信杯、きさらぎ賞、弥生賞と順当に有力馬が勝ち負け。
この5頭はクラシックで買い。



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