2014年3月20日木曜日

中山牝馬SとアネモネS回顧

中山牝馬S
1:48.5 (35.9-60.4-36.1)
12.7-11.4-11.8-12.3-12.2-12.0-12.0-11.7-12.4

1着フーラブライト
2着ケイアイエレガント
2着キャトルフィーユ

逃げ馬が揃い、道中も緩まず持久力寄りに。

まず人気2頭が明暗分ける。長い距離を使われていたフーラブライトが楽勝して、エクセラントカーヴはマイルでキレ脚を活かし速い時計や上がり33秒台で連勝してきた。

今の中山芝に上がり33秒台は求められない。速い時計も出ないし、上がりは35秒台でキレ脚は削がれる。

エクセラントカーヴは、去年の中京2戦で持久力の無さを露呈して惨敗している。
その後、東京マイルで連勝、新潟1400で19秒台、京成杯AHはハンデ52で31秒台上がり33.9と野芝で速い馬場で楽勝。
4連勝の中身が全てスピードを活かし高速馬場に対応したもの。
今の中山には合わず、今回は危険な人気馬に。馬体も小さく纏まり有り、マイルまでの馬。

フーラブライトは、新馬から3戦芝で結果出ず、その後ダートで500万、降級して阪神京都それぞれ2400で同じような時計で連勝。馬場展開不問だったため能力の高さを示す。
そして改装後は持久力寄りになりやすい中京2000愛知杯でハンデ50だが完勝。道中の緩みも少なくハンデG3牝馬戦としては高レベルな一戦。
日経新春杯2400では今後活躍が見込めるサトノノブレスとアドマイヤフライトの3着に好走。
持久力有り、持続する脚も有り、今の中山には合うタイプ。それでハンデ53は馬主の絡みなのか軽い。

ケイアイエレガント
未勝利勝ちがダート1800の馬で、節分Sでは休み明けで1600万勝ち負けできる牡馬相手に楽勝。
何故か1200を使われているが、持続力あり、キレが削がれる馬場での逃げ粘りが合う。

キャトルフィーユ
勝ち鞍は未勝利が稍重マイル、忘れな草の阪神2000、1000万勝ちは函館1800、そして愛知杯2着。3歳時から20キロ馬体増で成長、無理せず大事に育成する角居厩舎。クラシック路線で結果が出なくても、古馬になってから重賞連続2着と好走。

上位3頭は持久力持続力有り、血統からも今の馬場を証明。




アメモネS
1:36.0 (35.3-60.2-35.8)
12.4-11.1-11.8-12.2-12.7-12.5-11.3-12.0

1着ペイシャフェリス
2着ニシノミチシルベ
3着ウエスタンメルシー

前半3F速めも、道中緩みあり、乗り方次第でどこからでも上位に来れる展開。

ペイシャフェリス
スタート決めて逃げ、緩急つけて後続を惑わせ楽勝。これはかなり上手い逃げ。もちろん馬の能力も高い。
新馬戦が函館1800、勝ったのがハウンスシャッセ、敗因が明確な重賞2連敗後に寒竹賞を楽勝。4着にはサトノロブロイ、福寿草特別勝ち馬。高メンバーが揃ったレースで、内で追い出し遅れての2着。高い能力を示す。
その後は馬体減で状態が安定せず、未勝利3戦。勝ったのは中京1600で先行押し切り、函館新馬で見せた持続力なら勝てる馬場。
菜の花賞は、スロー競馬で上位3頭はそのままゴール。このレースに価値はない。
前走の東京1400では逃げ先行が失速する展開を4着に粘る。やはり能力は高い。
そして1枠に入り、逃げれるメンバーで川島騎手。7番人気は低評価。寒竹賞の記憶があれば買える馬。上がりが遅く函館に近い芝状態の中山で狙える馬。今回だけの美味しい配当に。

友田牧場はフィリーズレビューでもニホンピロアンバーが逃げて2着に粘っているし、桜花賞に牧場から逃げ馬2頭出し。どこまで粘れるか、少しでも上の着順になり賞金が入るように乗ってほしい。

ニシノミチシルベとウエスタンメルシーは、500万で上位、オープンでも掲示板レベルの馬で、決め手はなく500万クラスの掲示板常連になりそうな馬。

単勝1.7倍の1番人気マーブルカテドラル
パドックでは明らかに状態悪く見せて危険な人気馬に。能力だけで勝てるかと思ったが馬なりで捲って直線では伸びを欠いて4着。
賞金は足りていて甘い仕上げになったか、状態が戻らずにここまで復帰が遅れたか。
あとは、新馬戦が6.22で仕上がり早。社台が2歳戦用に作り上げた可能性はある。既にしっかり賞金は稼いだことになる。
母ヘルスウォールも同じく2歳戦で活躍、この血統は早熟タイプが多い。
父ダイワメジャーは成長力あったが、産駒は今のところ持続するタイプはいなく早熟寄り。
もうオープン重賞しか出走できないので、かなり厳しくなる可能性あり。
ただ、状態が悪かっただけなのか、もう落ち目なのか、今後もしっかり確認したい。


牝馬2レースになりますが、勝ち馬は長い距離で結果を出していた馬。
血統も軽いキレ馬は伸びを欠き、重い持久力タイプ、上がり33秒台では対応できないような馬が狙い目。

まだ中山開催は5週もあるので、持久力狙いでしっかり儲けましょう!


週末の重賞狙い馬はコレ
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