2014年3月31日月曜日

3歳牡馬まとめ4


ほぼ順当に有力馬が勝ち負けしているトライアル。

ここは若葉Sを回顧。

2:01.4 (35.3-60.5-60.9-35.9)
12.4-10.6-12.3-12.6-12.6-12.8-12.2-12.1-11.8-12.0

1着アドマイヤデウス
2着ウインフルブルーム
3着サウンズオブアース


時計は翌日に行われた古馬1600万クラスに劣り、古馬1000万レベル。
他トライアルが1600万レベルを連発し、今年の世代レベルは高いので、このレベルだと皐月賞で穴をあけるのは厳しいかもしれない。


まず、1頭抜けていると思ったウインフルブルーム。
直線の脚を見ると、距離ですね。
マイルだと少し短いかなと見ていたが、この走りを見ると2000は長いかもしれない。
強さを見せたのが千両賞勝ちで阪神マイル。
朝日杯FS中山マイル3着は、阪神マイルとは違うコースでラップも変わる。
そして京都マイルのシンザン記念が2着。
決め手のない安定した先行馬。スピードがある逃げ馬には追いつかないし、並みの逃げ馬をかわし直線先頭でも押し切るほどの力はない。
世代能力の位置としては、1.5番手というよりは2番手のグループ。主力が揃うG1ではよくて3着か掲示板辺り。
特に特徴もないし、血統は早熟寄り。次走以降は軸では買えない。


勝ち馬アドマイヤデウス
後方の内で折り合い脚をためて、直線は楽に差しきる。
この馬は上がり4Fの勝負に強い。
小倉2000あすなろ賞は、同じ上がり4F勝負で楽勝。この時はレベルが500万で低いので中団から追走して捲って直線先頭からそのまま。
その前、梅花賞の京都2400は、スローペースで上がり2F勝負。京都外回りに良くある直線だけのキレ脚比べに。そんなタイプではないので3着で上位僅差、よく走っている。
新馬戦京都1800と未勝利2000は上がり3Fで、未勝利勝ち阪神2000は上がり4F勝負。
6戦全て3着内でも、3勝は上がり4F勝負なので、瞬発力より持続力のタイプ。
もっと良くなる可能性のある馬体。芝は柔らかくして高速馬場になりにくくなったので、今後はこういうタイプを狙いたい。
皐月賞は上位が強力なので厳しいけど、例年ならこういうラップでラストまで伸びた馬が穴をあけることがあるので、若葉賞はどんなラップで勝ち負けしたかで皐月賞で買いか判断可能。

この2頭以外は、500万勝てるかのレベル。次走それぞれ人気になっても注意。



ついでに500万の特別レースなど色々

あすなろ賞2着だったシャンパーニュ
次走ゆきやなぎ賞で逃げ切り500万勝ち。あすなろ賞勝ちアドマイヤデウスの価値は上がる。
シャンパーニュを差し切れなかった2着サトノアラジンはまだまだ馬体がゆるくて2400は長い。素質はあるので休ませて成長すれば秋には変わる。全姉ラキシスも秋から活躍して牡馬相手に重賞好走。血統と馬体の大事さが解る。

梅花賞勝ちヤマノウィザード
新馬中京2000も上がり3F勝負、キレ脚が活きて2連勝。
すみれSの敗因は、阪神内回り2200のコースが合わないこと。スローから残り4Fの競馬になりやすい。
京都外回り2400とは残り600の位置も違い、下り坂で直線までに加速でき平坦なのが、コーナーで自ら動いて直線には坂がある阪神内回り。
まだ馬体がかたまってないので放牧に。血統がディープインパクト産駒で母父リアルシャダイ、どう成長するのか解らないけど、菊花賞を目指してほしい。
どこか1000万クラスで勝たないといけないが、次走注目したい。平坦長距離が狙い。

梅花賞2着ワールドインパクト
ヤマノウィザードのキレに負け、すみれSでは早めに抜け出し目標になってしまい2着。
大寒桜賞は後方待機で直線外差し。
瞬発力よりは持続力勝負が合う。
血統が全兄にダノンジェラードがいてシルクの世代期待馬。
ダノンジェラードは夏に札幌で500万勝ち、その後セントライト記念でフェノーメノ、スカイディグニティの3着。その後は菊花賞で無理したり使い方の問題で1000万勝ち後に放牧中。未勝利勝ちが4月で遅め、この時の2着がアンコイルドだったりする。
素質はあり、それをどう活かすかが問題なのがよく解る。
ダービー目指して、どこに使うか。無理をしなければ将来活躍する可能性あり。

今年は、重賞も順当、その下も順当。
力関係は、コース距離で適性は分かれるけど、ハッキリしている。


人気ブログランキングへ
応援よろしくお願いします。