2014年6月7日土曜日

ダービー回顧

今年のラップはエキマエの単騎逃げから道中の故障でバラバラのため、JRA公式ラップは元々ズレているが、さらに使えないので。
ラップ計測している方のトーセンスターダムが逃げとした場合のラップで考えてみる。

2:24.6 (35.9-61.7-59.1-34.4)
12.6-11.1-12.2-12.3-12.5-12.6-12.2-12.5-12.2-11.6-11.4-11.4

1着ワンアンドオンリー
2着イスラボニータ
3着マイネルフロスト

予想は、もうスタート後にハズレを確信。理解できない騎乗を予想できず完敗です。

芝はCコースに替わり、同じ長さで内が少し有利。
外がダメというわけではないけど、雨開催がなく内が荒れていないので、ある程度速いペースになるか、抜けて強いか、直線までに先頭との差を射程圏に入れられるかどうか。

エキマエが離れて逃げて、これを利用する番手組が3頭ぐらい可能性あったが、全て控えて。
集団の先頭にたったのは、皐月賞の時もかかり気味だったトーセンスターダム。
これでスロー確定。前半5F61.7は遅い、自分が残るためのラップ。これに距離不安な馬は同調するので、直線まで誰も動けなくなる。

よく、誰も動かなくてがっかりしたとか、自分が買った馬以外はどうでもいい発言をする人がいるけど、それは展開読みがハズレただけ、自分が悪い。
現代競馬、折り合い重視で、スローペースが多い。これは仕方ないこと。

ワンアンドオンリー
ゆったり流れる可能性にかけて、内枠から先行しようと前に動いて、1コーナーまでの騎乗で、勝ち負けが決まった。
1番の馬と並行して、3番の馬より前に行こうとする。内枠で3頭併走していると、真ん中の馬は外から前に出るか、その後ろにつかないと、1コーナーで外にふくれて道中もずっと外外を回り距離ロスになる。
折り合いを意識すると、どこかで内に入れたり、前に馬を置きたくなる。
ダービー勝つ馬は全て上手くいく、この部分でも勝ちに近づき。さらに直線では簡単に前が開く。
元々、折り合いに難がある馬ではなく、道中スローになったとはいえ13秒台まで落ちたわけではない。先行しているけど、ラップ的には差しの競馬をしている感じ。
他有力2頭が能力を出し切ってないので、展開も完全にハマったし、条件次第では2頭とは勝ち負けが続くと思う。
あとは、直線の追い方が巧い。東スポ2歳の時は凄い苦労して追っていたのに。弥生も皐月もまっすぐ追うのが大変そうで。
腰も後肢も固まっていない馬なので、強く追うとよれてしまう。左も右も関係ない、これは馬体成長しないと解消されないと思う。乗り替わりで当たりの強い騎手になった時は要注意。

何故、新馬戦が低評価だったのか。
まだハーツクライ産駒が目立つ前だったこと。この馬体で小倉1800を選ぶってあり得ないこと。依頼されてのことなので調教師判断ではないと思うけど。
未勝利が阪神1600、これが新馬で選ぶコース。こういうのは馬体見れると新馬戦に活かせたりします。

イスラボニータ
スタートして、急に折り合い欠いてから600ぐらい上手く走れてない。向正面で2番手でもかかり気味。直線では早め先頭で動くことになってしまい、それですぐに勝ち馬に交わされて、そこから差し返そうとしてる。
こんなに、想像していた騎乗とは全然違うものになったのに、それで2着になるとは能力が高くないとできないこと。
フジキセキ産駒で母父コジーンでは距離が不安って意見が多かったけど、これは馬体で判断すれば問題ないのが証明されてよかった。
あれだけ口割ってずっとかかって勝てるほどダービーは簡単ではないし、でも、現時点ではこの馬が世代1番の評価は変わらない。
ケガだけが心配。成長力は解らないので、3歳秋が勝負だと思う。

トゥザワールド
これは、騎手と厩舎が敗因。この馬場とメンバーで、今までの競馬を考えたら、全く理解できない騎乗。馬は何も悪くない。
馬が進んでいかなかった。そりゃ騎手が手綱抑えてたら馬は従うでしょう。
新しい面を試すかも。そんなことダービーで指示する人がいるとは思わなかった。
後ろから、外から、よく伸びている。5着でも強さは見せれたかな。
有力3頭併せが直線で見れたかもしれない展開だっただけに残念です。
キャロット、ノーザンF的には2週続けてG1勝てる可能性ある馬が負け、実力以外の要因で。
次走誰が騎乗するのか注目です。

レッドリヴェール
間隔空けて連勝してきた馬。牝馬相手に。
続けて使えないのは理由があるから。だから1週でも馬体回復できるためダービーを選択。
馬のことだけ考えたら休養。でもそれは馬主とアレが許さない。G1は主催も絡んでくる。盛り上がることしか考えてない。
無理はしないと指示は出てたと思う。騎手は騎乗停止になって元気なかったとかではなく、こういうのは調教代わりというか、そういう乗り方になる。腰を落としてしっかり追うことはない。これでやり過ぎたら、夏だけで立て直すの無理で、秋華賞とか出走すらできなくなる。
暑さとレースと輸送で400切ってるかもしれないし、秋はどうするのか。2歳からある程度馬体は出来ていて、今後成長するのか疑問だし。
桜花賞の状態は忘れずに、休み明けをしっかり判断したい。

トーセンスターダム
直線では右ムチ一発で内によれて、左に持ち替えても、ラチに当たる。もう馬が限界だったということ。これより速いというかスタミナ消耗する皐月賞では3コーナーで脚がなくなったと正直に言っている。それが本当で、2000でも馬場が良くてスローじゃないともたない馬。
これからというときに、併せればどうなっていたか、そんなのは嘘で解っているはず。
2億5千の馬で、悪いことは言えない。みんな解ってる。
緩急のあるラップを後方から、差してならと1週前では思ったけど、この馬場で外枠では消して正解。
半姉ラシンティランテ、これが全てのような感じがする。母の兄弟が良血でも、ディープインパクト産駒で母父エンドスウィープはどうなんだろう。
あとは、この馬の評価として、きさらぎ賞の直線がエイシンエルヴィンとあまり差がなかったこと。長い距離ばかり使ってるからなんだけど、まだ2勝目できず500万の馬。これより少し強いレベルということ。京都限定で。
もう少し後ろが筋肉ついて、前後のバランス良くなれば。母母父ノーザンテーストに期待ですかね。今の馬体からは可能性は低いけど。
下り坂で加速できる京都では買いの馬というのが、現時点での評価。

マイネルフロスト
タガノグランパ
この2頭が3.4着なのは、展開に位置取りがハマったため。能力的には、道中少し後ろだったり、外回してたら掲示板の下。騎手の好騎乗の結果です。この着順でも賞金は高い。陣営からは評価されると思う。

ショウナンラグーン
後方からの競馬で、直線はトゥザワールドの後ろ。差はつまらず、そのままゴール。
道中速くなったわけではないので、展開は向いたほう。ただ、前走のように直線だけで差しきれるほどメンバーは低くない。これが限界。
スタート後に押していたけど進まず。距離は長いほうがいい、長距離というよりは東京2500狙いかなといった感じ。来年降級して1600万クラスにいる可能性もあり、こういうタイプが今後どう変わるのかは気になります。

ベルキャニオン
パドックで横比較すると、距離は長い。直線は一瞬期待したけど、残り100で脚が無くなっている。
前と内を意識した騎乗というのもあるけど、道中でもう少し脚をためたい。
マイルだとキレが足りないので、1800と2000のみで狙いたい。

ワールドインパクト
これも同じく距離が長いのかもしれない。前走は抜け出してソラつかったみたいに見えたけど、2400で出し切ると直線伸びないのかもしれない。大外から脚をつかっているけど、後方から直線勝負しても掲示板にのったかどうか。
この血統は2000以下でキレを活かしたほうがいいような。2400以上の時はメンバーで判断したい。

ハギノハイブリッド
連戦の影響は馬体に出ていた。なんとか減らさなかった感じ。硬さはあったし、もう少し着順は上にいけると思うけど。京都新聞杯のレベルが低かったため勝てたように、上位との差はあった。
休んでどう変わるか、秋に期待したい。

穴で狙ったのは、どれもパドックの時点で上位と比べて足りなかった。
今年は重賞が順当に決まっていたように、上位3頭、1頭休養中、以外は差があるように思う。
全体のレベルは去年より少し上ぐらい。
古馬で通用するのがどれだけいるか。5歳が強力なので、しばらく苦戦すると思う。

新馬戦からダービーまで、全て復習して能力比較する。
これを3年続ければ、全て解るようになると思います。
どういう血統、馬体の馬が古馬になってどう変わるとか。
距離の使われ方がおかしかったのが、路線変えて活躍したり。

競馬は毎週欠かさず続けると儲かるし楽しめると思います。