2015年5月8日金曜日

天皇賞春回顧

3:14.7 (36.1-61.4-61.8-59.0-35.3)
12.7-11.4-12.0-12.5-12.8-12.2-12.1-12.8-12.4-12.3-12.5-12.0-11.7-11.8-11.5-12.0

1着ゴールドシップ
2着フェイムゲーム
3着カレンミロティック


まず、散水の件。馬場によって結果が変わるのはそれぞれの馬に合う馬場があるから当然のこと。
競馬場ごとに得意な馬がいるのも同じような感じ。
もちろん馬場以外に展開と位置取りもある。色々なことが細かく関係するのだから少しズレると、その後は変わってくる。
影響はなかったとは断言できないし、それで考えが変わって買い方を変更する人はいたかもしれない。
よくよく当日の芝レース見て、4コーナーの変化に気づけば予想も少し変わったかもしれない。精度上げるならもっと深く詰めていかないといけない。
いまさら公正競馬って何って話だし、勝ちたいなら現状のルール内で自分の眼で判断するしかない。

関係者コメントは表向きなので一切信じない。
どう乗るか話を全くしない調教師なんて若手じゃないんだからあり得ない。

この結果から、枠と馬場がもし解っていたなら、そういう乗り方になるなとは思う。他が反応しなかったのも不自然だし。

ゴールドシップ
同じ乗り方を有馬記念でやってたら勝てていたしAJCCのおかしな敗戦も不思議。ここまでセットだとしたら凄い。
これは妄想ってことで、、引退後の話はたぶん済んでいるはず。この成績、不可解な負け方は全て引退後に納得できると思う。。
天皇賞春について
テンに前にいけないのは瞬発力ないので解っていること。過去に先行できたレースは2F目が緩んだところを外から交わして前についている。
1枠からテンで遅れるので、そこからコーナーで外捲りは全体にあり得ないから、スタンド前まではいつも通りの後方。ここまでは過去レースと馬体に走り方で解る。
ここからが凄い。
直線スタンド前は、必ず折り合い欠かないようにみんな抑える。なのでペースが上がることはない。
そこで、4コーナーからスムーズに進路取り、集団とは離れて距離をつめる。
最後方に離れていたのが1コーナーではキズナの前に出る。2コーナー終わりで3頭交わす、この部分もゆっくり追走する場合が多いので、前に上がっていくのに脚を使っていると錯覚するけど周りが遅いところをマイペースで上がっていくだけ。
向正面で、残り1400から900の辺り、外からムチは2発、少しずつ前に上げていく。他馬は残り1000のために脚をためるところなので動かない、ここも速くはならない。それを外から捲っているのでそこまで脚を使ったわけではない。これも少し錯覚する。3コーナーまでの入りが上り坂なのでムチも使ってけっこう加速したように見えて、集団の流れに乗るように減速はできている。
ここで外目の3番手、これで勝ち負け決まった。コーナーは捲らず位置キープ。そうすることで内の馬は外に出せない、前2頭は脚が残ってないので加速できない。さらに外目3番手にいるので後ろはさらに外を捲らないといけない。京都4コーナーで捲るのは出口で外に大きく振られるので距離ロス。これは長距離ではできない。さらに後ろにいたのが折り合い欠いてたアドマイヤデウスだったのもプラス、その後ろや内にいた馬は動けずに仕掛け遅れた。
直線では長距離馬ではないカレンミロティックが前にいてイイ目標になった。こちらが伸びて差したのではなく、前がバテて交わせた。
スタミナと持続力なら現役最強なのは間違いない。その強みを活かせないのが京都3200だったのが過去2年。
今年は、全ての条件がプラスになって、横山典騎手の騎乗も完璧、さらに他馬の結果的にアシスト。
見た目には馬と騎手の凄さが目立つけど、それだけでは勝てなかった。
やっぱりG1勝つには全ての条件がプラスにならないと、イイ意味でハマらないんだと思う。
こういう競馬見ると、有馬記念とAJCCはアレだったとしか言えない。
これで宝塚記念はマークされるけど、馬場が荒れて重くなる時期なので、今年も勝ち負けするでしょう。

フェイムゲーム
この2着はスタミナ持続力を問われる展開になったので当然。状態は良かったけど、少しでも瞬発力がいる上がりになると掲示板止まり。
去年のこともあったし、スタミナを活かして能力を出し切ろうとする乗り方は見て解る。
向正面で横山典騎手の捲りに反応したんだけど進路なし、コーナーも進路なし。直線も残り300まで進路なし。ここが難しい判断になるけど、全てロスなく回れて直線だけ外差し、スタミナが必要なラストで伸びてこれたのか。
直線、追うのが必死過ぎて真っ直ぐ走れてないのでクビ差とどかず。
どこかで外に出せる進路が開いて、加速できて、直線でゴールドシップの2馬身ぐらい後ろにいたら差しきれたかどうか。
勝ち馬に話題が集まっているけど、この2着はいろいろな意味で凄く価値がある。
去年の宝塚記念は先行して折り合い欠いて終わったので、今年はそのミスとこの脚を余して2着だったのを活かして乗れるかどうか。ハマれば勝てる能力はある。

この2頭、AJCCの本命対抗、あの騎乗はなんだったんだろうか。
今年の桜花賞もそうだし、競馬が展開次第なのがよく解る。

カレンミロティック
一昨年の金鯱賞勝ちと有馬記念不利な条件で6着、去年の宝塚記念2着がこの馬の能力で、この間の3戦は騎手の問題。香港ヴァーズ5着も価値は高い。
前走の阪神大賞典4着は、内にいて進路なく直線も内ラチ狙ったら寄せられる不利、外に出してからは伸びてきている。脚は余して負けてるので、これは結果的に疲労残らず良かったとも言える。
デムーロ騎手は乗る馬が決まっていたので、主戦に戻る予定だったけど、フェノメーノ回避で蛯名騎手が空いたので乗り替わり指名、これが好位から京都3200に合った騎乗で惜しい3着。
これで騎手戻ることはなさそう。
例年の展開になってたら、もう少し前が有利で、後ろは牽制し合って直線勝負。蛯名騎手の3連覇もあったのかもしれない。

京都G1で関東騎手の123着も凄いこと。

ラストインパクト
内枠から、後方で内にいて脚をためる。直線も内差し。
ずっとロスなく回ってこの結果。あまり勝負しない、できない騎手では勝ち負けできない。
ディープインパクト産駒なんだけど、母父ティンバーカントリーで良さが半減している。馬体からも同じ。長距離は合わない。中距離がベスト。
条件ハマらないとG1では足らない。

キズナ
乗り方は去年と変わらず、今年は展開が違うから、長距離が合うといえるようなスタミナはないので着は当然落ちる。
元々、長距離は合わないと思っていた馬が、ケガして気にするようになったのか復帰2戦で伸びを欠く。持続力も衰えを感じる。
これは馬体からも言えることで、ディープインパクト産駒によくあること、マイラー色が強くなってきている。これは陣営も気にしていたこと。
それでも出走するからには表向きに距離合わないとは言えない。勝たないといけない馬みたいな感じだったけど、それって出馬するからには競馬は何が起こるか解らない、全馬当たり前のこと。
そういう意味で言ってないと捉える人もいるかもしれないけど、特別な馬なんていなくて、それは個人個人が造りあげているだけ。
騎手の後コメで敗因がわからないってのも、またか、と思うだけ。解っているはず。
いろいろとイイ話がなかったのはココで勝負なんてしないよって意味だったのかなとも思える。
馬体重が去年の4歳春2戦が498と492、3歳までで一番重かったのは2歳暮れで492、今年はケガ明けで仕上げていなくて514、そこからケガ再発しないように少しつくって506、もし勝ちにきてるなら最低でも498、それが504
これは今年の出走レースをオーナーが最初に決めてしまったのも関係してる。
厩舎は従うしかない。良血馬を入厩してくれるおかげで重賞勝つことができるし、ダービートレーナーになれた。
最大目標が凱旋門賞なら、ここまでの3戦はただの客集め、ダービー馬の役割でもある。
一番この馬の特徴を活かせるレースに使ってほしい。
コーナーの加速があまり得意ではないので、東京2400がベスト条件。宝塚記念でも3着外になって凱旋門賞を諦めてくれれば、ジャパンカップでホントはどれくらい強い馬なのかハッキリする。

ゴールドシップも秋は国内専念のようなので、キズナも天皇賞秋ジャパンカップ有馬記念の3戦に変更してくれないか。馬主次第、あとはワンアンドオンリー次第になるのかなと思う。

ラブリーデイは中距離馬。
キングカメハメハ産駒は筋肉多めで重くなるので、長距離向きの馬体にならない。
馬場が重くならないなら宝塚記念は押さえる。

サウンズオブアース
外枠から前に位置取り、好位の外目、2列で流れていくので外々を回るロスにならない。
ただ、折り合い欠いた馬に被されたり、下げて外に出すにしても進路なし。前走のラストの脚と菊花賞2着でマークする騎手が増えた、キレがないので勝負できないように閉じ込められる。
馬体をぶつけて少し強引に進路つくるけど、直線の半ば脚は無くなる。道中厳しい競馬して、そこから勝ち負けできるほどの強さはない。
前走のことがあるから早めに前にだったのかもしれないけど、あれを活かすなら外回ることになっても脚をためて後半スタミナ活かすほうが良かった。
いろいろな解りにくいマイナスが重なった敗戦なので、次走も買う。
馬は去年より成長して良くなっている。今年、期待したい。

アドマイヤデウス
今回は折り合い欠いたのが全て。長距離であれだけかかればどんな馬も終わる。
これが8枠のマイナスなところ。
重賞連勝の能力は本物なので、次走も買い。

改めて、長距離は騎手だと再確認した。
折り合い欠いたことない馬でも解らない、当日のパドック返し馬の確認は絶対に必要。


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