2015年11月28日土曜日

マイルCS回顧

1:32.8 (35.6-59.0-33.8)
12.6-10.9-11.1-12.5-11.9-11.1-11.5-11.2

1着モーリス
2着フィエロ
3着イスラボニータ


またまたスローペース。京都芝なら5F58ぐらいでも速くない。
逃げ馬が楽に6着に残っている。
後方組は、一度でも進路ミスしたら終わり。無理に引っ張っても終わり。瞬発力ない馬も終わり。

このレースも4コーナーから直線の位置取りの差で着順が決まっている。
絶対能力の差で勝ち負け決まっていない。

外からの差しは見た目だけで強く見えるもの。
その後、好走しない場合は中身の問題ってこと。

モーリス
状態は春と比べれば落ちていた。春が良すぎたとも言える。
スローで外枠勢が前に、逃げ馬の外に18.14、その後ろに17、3頭ずつ横並びの3列目の外キープ。逃げ馬は自分が残るために直線までペースは上げない。集団で密集してると外から動かない場合、内中の馬はどうすることも出来ない。
下り坂を利用して何のロスも無く直線に、直線一番伸びる真ん中から差し切る。
背腰がよくないので、外から進路変更なく真っ直ぐ走れたのは大きい。
道中のロスなく、ほぼ完璧な騎乗。
内枠なら結果は変わっていたかもしれない。5連勝すべて外から上手く乗っている。前とか後ろかは関係ない。
休み明けに関しては、今は外厩で仕上げて使うことも出来るし、今回は毎日王冠を回避してなので調教の量は十分。
全体的なレベルの低下から、これぐらいでも勝てるのが今なのかも。
次走、香港で勝てば本物。

フィエロ
今年も2着。また重賞勝てず。
スタート決めて好位から下げて道中は引っ張り抑えてモーリスの内で動けず。
中で動けないのでどうすることもできない。前が開いてからは伸びてきているけど、直線は進路なく追い出し遅れ。
決め手がなく勝ち切れないのもあるけど、運も無い。
安田記念、マイルCS、香港マイルを目標に調整されてきたけど、1400狙ったら重賞勝てると思う。
休み明けを叩いてG1勝負の流れだったけど、引退前にどこかで重賞勝ち狙いにくる可能性はある。
来年は7歳、初戦を狙ってきるのも有り。

イスラボニータ
スタートで躓いて内に外によれて後方に。内ラチ沿い5番目をキープして直線まで待機。
スロー集団だと、内が開くかは運次第。3.4番手が内外に進路取ると間が開く場合もあり。
直線は内をスムーズに伸びてきている。
レース映像だと少し出遅れて直線上手く内を伸びてきている。
パトロールだとスムーズに不利なく伸びてきている。
後方から良く差してきている。スタート決めていれば勝てていた。と思うだろうけど、どちらも微妙。
3歳時は同世代なので能力で何とかなる。でも古馬になったら各馬成長して、それぞれ適性距離を使ってくる。
こうなると、厩舎の問題に。しっかり馬体を見極めて仕上げられるか。
この馬の良さはキレ。それが出来ていたのが3歳春。古馬と対戦するために馬体増やしたのが秋で、この時キレが鈍ったのが解ったはず。
そこから意味なく太くしたのが4歳春の中山記念。脚が細いので負担かかりやってしまって安田記念使えず。
一度、どこか悪くすると攻めきれない。元々甘い仕上げだったのが更に落ちる。
秋3戦目でやっと良くなる。どんな調整しているのか不思議。
上位厩舎なら、しっかり休んで外厩で仕上げて安田記念でもいいぐらい。この厩舎だと決定権は無さそうなので、また中山記念から使って太めで終わる可能性あり。もう買えない馬になってしまった。

サトノアラジン
内ラチ4番目をキープ。そこから直線進路なく、どんどん外に、200から追えたけど、もう遅い。
勝ち馬がゴール前で外によれてラスト追えず、ハナ差4着。
瞬発力はあっても一瞬のキレがあるわけではないので、下り坂を活かして外からスムーズに差していれば違う結果だったかも。
まだ余裕のある馬体。全姉ラキシスのこともあるので大事に仕上げている感じはする。
能力はあるので、まだまだ重賞勝てるチャンスはある。
香港カップは、馬場が合わないと思うし、無理はしないでしょう。来年に期待です。

アルビアーノ
スタート後、無理に抑えて2番手の内から2列目。
直線は内狙って真っ直ぐ伸びている。
血統と馬体から瞬発力でSS系に勝てるわけはなく、春は同世代を相手に能力差で好走。
前走は、メンバーレベル低くフィエロより上手く乗っただけ。強かったら京成杯AHで失速せず勝ち切っている。
古馬に入るとG3レベルな感じ。決め手はないので、1400でG2狙いか、全体のレベルが低くなっているので、馬場を味方に運よく好走できるかどうか。
こうなるとNHKマイルのレベルも時計と内容通り低かったと証明された。

レッツゴードンキ
オークスで距離もたないのがハッキリしたのに、ローズSでは1800なら、秋華賞では内回りならだの秘策があるだのコメントに踊らされる。
阪神JFを見ても強いのは勝ったショウナンアデラだけ。桜花賞はスロー逃げで勝っただけ。
他レース見ても、能力はG3レベルの馬と言える。
スローペースで逃げれて直線伸びず6着。時計も上がりも平凡。
今後もG1馬ってだけで人気になる。今後も期待薄。

トーセンスターダム
謎の先行。久しぶりの騎乗依頼で、思い切り乗ろうと思ったのかよく解らない結果に。
ためれば直線しっかり脚を使える。能力が無ければチャレンジカップは勝てないしレベルは高くないけど豪G1で2着もある。毎日王冠では外に出せてから良く伸びている。前走は楽勝。
3歳春はトモが緩くて、下り坂で加速できる京都専用だった。
今は違う。得意とは言えないけど、他競馬場でも買える馬になっている。
初マイルでスローになって瞬発力スピード足りなかったけど、今後は期待したい。

ロゴタイプ
折り合い欠くタイプに、馬場が速い京都、さらに下り坂、これは合わない。
馬体も安定しない。ローエングリン産駒は早熟傾向。古馬になって成長するタイプが少ない。
好走範囲が狭いので、過去実績ある中山と東京マイル以外は消し。


クラシック使った4歳馬のその後がイマイチ、モーリスは長期休養で良くなった。
全体的なレベルが低いのか、使い過ぎて落ちてるのか。
強かった6歳以上も、もう落ち目。低レベルな4.5歳に3歳がどう絡むか。
しばらく重賞の能力比較は難しそうです。


京都2歳の狙いはコレ
人気ブログランキングへ
応援よろしくお願いします。