2016年2月27日土曜日

フェブラリーS回顧

1:34.0 (34.1-35.6)
12.2-10.8-11.1-12.0-12.3-11.9-11.6-12.1


1着モーニン
2着ノンコノユメ
3着アスカノロマン


不良馬場から回復して、一番時計が出やすい重馬場に。

速い馬場で抑えなければ、前半かなり速くなる。後続も追走すれば道中緩まない、そのまま直線で、あとは能力ある馬しか残れない。後方で待機していた組がゴール前で追い込んでくる。

単純に1F0.2プラスで勝ち時計1:35.6
パサパサの良馬場だったら、これぐらいと想定してラップを見ても、前半かなり速い。近年スロー寄りで逃げ馬が残るレースが多かったけど、久しぶりにハイレベルなレースに。

モーニン
溜めるとダメなタイプで、ここまで速くなると展開が合う。
速すぎるので道中は3列目まで下げることが出来て、直線で先頭抜け出すのを残り200まで待つことができた。中盤辺りまで追走していた組は道中の追走で脚を使っているので、直線であまり伸びてこない。
脚が溜まって残っているのは後方待機組のみ。そうなると直線で差があり、残り200では間に合わない。
これがスローで直線まで一団だと、全馬脚が残っていて、差し追い込みとの差もあまり無く、少し能力足らなくても瞬発力ある馬に差されることになる。
時計が速いってことは、それぞれ能力でここまでしか走れない限界があるので、能力上位の馬しか勝ち負けできない。
強力な逃げ先行馬なら、こういう展開で強気に乗れば負けない。展開読みと直線の追い出すタイミングはデムーロ騎手上手すぎる。

ノンコノユメ
気になったのは、勝ったらドバイ招待状が届いて遠征することになるので、厩舎はその気がなかったのかなと思う。
同じ休み明けの武蔵野Sと比べて、少し緩い仕上げで。G1勝ちにきた調整ではない。
東京コースがベストなのは間違いなくて、今後は同じく直線が長い地方大井ぐらいしか狙えるレースはない。追い込み馬はG1勝てるコースが限定される。
秋2戦で疲労が溜まって、そこから緩めて休んでつくり直したとしたら、もっと中身は緩むので、間隔から考えてそれは無い。
去年も冬は緩い感じはしていたので、夏馬なのか、厩舎が無理しないのか。
無理しなかったといえば、3歳牡馬でクラシック出走するために仕上げて賞金加算できたけど故障で長期休養になってしまった馬がいたので、その後はどの厩舎でも気にして仕上げ切れなくなる。
万全の状態なら、速い時計も問題ないし能力高いので、早めに外差しで真っ直ぐ伸びてきたと思う。ルメール騎手が東京コースでミスすることは無いので、有力馬に騎乗した時の複勝率は異常に高い。
他のコースでもルメール騎手なら確実に追い込んでくる。無理しないので早めに動いて脚を無くすことはしないし、小回りでも複勝なら堅いと思う。
次走、船橋マイルみたいだけど、外回して4コーナーの進路取りさえミスしなければ直線外から伸びてくるでしょう。勝てるかは展開とメンバー次第。

アスカノロマン
前走勝った状態維持して好調。マイルは短いけど、ハイペースで持久力寄りになった。
前半はスピードが足りないので追走できず先行好位で乗れなかったけど、前がバテる展開なので直線は外差しで伸びてこれた。
勝ち切るような能力はないけど安定してきた。騎手が重賞で安定しないので心配だけど1800なら今年1年好走できると思う。

ベストウォーリア
スピードはあるけどマイルよりは1400がベストなので、ここまで時計速くなると、これが限界。
今年も3着。南部杯はメンバー落ちるので勝てるけど、1.2着馬のような強い馬には展開がハマらないと勝てない。

ロワジャルダン
状態は一番良かったと思う。ピッチで伸びがないので、使える脚が長くはない。
道中少し折り合い欠いた分が、ラスト伸びを欠いて差された感じ。
マイルは少し短いので、どう乗っても勝てなかったけど、一応勝負だったので久しぶりに勝負騎乗は見れて満足。
福島と京都で勝ったように、直線が長くない小回りで坂が無いコースがベスト。
全兄ゴールデンチケットより筋肉あり、まだまだ期待できる。これも1800なら安定して好走できる。

タガノトネール
ペース無視の先行なので、直線は伸びない。柴田大騎手は強気に乗れるけどラップ感覚はないので判断ミスがある。
結果、勝ち馬のアシストになっている。それでも失速しているわけではないので、道中の位置取りからは能力高い。
9番人気まで落ちて6着の結果から、次走人気になることは無い。1400マイルなら能力上位、狙える。

コパノリッキー
状態が良くなく、スピードも無いので、この時計展開では勝ち負けできない。良馬場のスローペースで逃げて上がり勝負で勝てていただけなので。競られると弱い。
逃げないとダメで、差せる脚はない。マイルだとスピードある馬がいて厳しくなる。1800以上ならメンバー次第。連敗続いて、人気落ちてくればマークされなくなる。
G1でメンバー揃って3連敗してるだけなので、まだ終わったわけではない。人気落ちるし、これから狙える。

上位3頭が4.4.5歳、ダートは世代交代の時期。
今年は古豪と上がり馬と、比較が難しくなると思う。適性と状態はしっかり見極めたい。



阪急杯の狙いはコレ
人気ブログランキングへ
応援よろしくお願いします。