2015年2月18日水曜日

京都記念回顧

2:11.5 (36.8-61.2-58.1-34.0)
12.8-11.4-12.6-12.3-12.1-12.2-12.4-11.7-11.4-11.0-11.6

1着ラブリーデイ
2着スズカデヴィアス
3着キズナ


スロー3F上がり勝負。逃げ、2番手が1.2着そのまま。

前半5F61.2、後半5F58.1、約3秒の後傾。こうなるとオープン馬でも残せるラップ。

京都は芝が荒れると馬場固めるので高速馬場になる。
この展開で後方から勝ち切るには軽く上がり32秒台で走れる瞬発力が必要に。
4コーナーで捲っても外にふくらまず器用に回れないといけない。

京都下り坂はスピードが出やすいので外々回ると直線大外になって距離ロス、一気に進路変更するのも一度加速したのが緩むのでロス。

馬なり、脚をためつつ回って、コーナーから直線でスムーズに乗れるかが凄く重要。
京都で勝てる騎手は、ここが上手く乗れる騎手。

血統が偏りやすいのも下り坂のコースと馬場の影響。

残り600から仕掛けて集団が動くけど、一番前から加速するので、その後ろは前が動いてスペース空いてから、なので集団の時は仕掛けに誤差が出る。

直線に入ると前はトップスピードに乗りかけて、後ろを離す。
後ろは直線に入ってから少ししてトップに乗る、この時に前と差があり脚も残っていてゴールまでしっかり走られると差せない。

休み明けとか騎手がどうとか色々敗因はあるけど、この展開で、この乗り方、状態良くても差しきれたかどうかってこと。

AJCCのゴールドシップ、あれと同じ。スロー瞬発力で後方から差しきるのは3冠馬レベルの馬ぐらい。

展開無視で後方のまま、これは日本人騎手のかかることを心配した折り合い重視騎乗、かかった時に操れる腕がないため仕方ない。

2頭が勝ち負けできなかったのは、いつも通りの結果です。

ラブリーデイ
好位で競馬できて、2頭差し追い込み馬が人気、これだけで展開有利になる。
逃げ馬をマークして直線でかわすだけ、外から差されても2頭が強いのは解ってるから仕方ないで済む。積極的に前で乗れば、こうやって重賞連勝と結果が出せる。
阪神大賞典から天皇賞春、らしいけど長距離向きではないので、先行して展開ハマれば。連勝でマークされるので、今後の2戦は厳しいでしょう。ベストの2000前後で狙い。

スズカデヴィアス
緩急つけて上手く逃げたというよりも、後ろが何もしなかっただけ。
橋田厩舎、ほぼアドマイヤ・スズカ専用厩舎ともいえるけど、日経新春杯、根岸、京都記念で有力馬がいない間に稼ぐ。こういうG1シーズン以外で仕掛けてくるのは覚えておきたい。
これは、他の中小厩舎によくあること。
展開がハマった結果だけど、状態が悪かったら逃げきれない。
今後も逃げ先行が有利になりそうな条件でしか狙えない馬。

キズナ
プラス22の馬体重の通り。目標が凱旋門なら筋肉つけてタフな馬場に対応できるようつくると思う。大阪杯と天皇賞春でも無理はしないでしょう。3戦で疲労が溜まらないように、仕上げて勝負することもない。
能力で掲示板には来るけど、勝ち切れるかどうか解らない。またケガしたらって意識はあるので、軸より相手で狙う。

ハープスター
これは騎手の問題。スローペースなので距離でのスタミナは関係なく、いつもより出して前にいった、これを先行したからって勘違いする人いるけど、前半遅いので平均ペースの差しと同じで脚はたまってる。
外に出せない位置取りをして、直線で前が開かないかもしれないリスク回避しなかったのが問題。内だけしか進路なく、斜行して迷惑かけて騎乗停止になってるし。
内にささってのコメントも、急に内に進路指示したのは誰なのか。それぐらいで追えないなら騎手の腕の問題。
今の追い方では、動かない馬を追うのは合っていても、こういう加速するのになるべく負担かけない上で邪魔しない乗り方はできないので、今後も何かやるかも。
阪神JFは進路の問題、オークスは外回し過ぎ、凱旋門は後ろ過ぎ、ジャパンカップは注意不足で下ってきた故障馬を回避できず接触。ミスでG1二つ取りこぼし、斤量差で有利だった古馬相手では能力出し切らず終わる。
ドバイSCではムーア騎手に乗り替わり。これでどんな結果になるか、着順よりも、どう乗ってどんな脚を使うか楽しみです。
これだけの馬が、まだ桜花賞勝っただけ、G1一つしか取れてないのは、どう考えても騎手の問題。帰国後もデムーロ、ルメール騎手で引退まで回してほしい。

毎年の冬の重賞は、前残り起こるけど、なかなか予想としては難しいですね。


ダイヤモンドSの狙いはコレ
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