2016年1月2日土曜日

有馬記念回顧

2:33.0 (62.4-58.9)
7.0-11.7-12.2-12.5-12.7-12.8-12.6-12.6-12.0-11.9-11.5-11.3-12.2

1着ゴールドアクター
2着サウンズオブアース
3着キタサンブラック


スローペース予想は当たっても、ここまで遅いとは思えず。

ルメール騎手、音無厩舎、リアファルは逃げず。これは調教師の指示と読む。

逃げたのはキタサンブラック。こうなると中盤12.5、今回はさらに遅く12.7-12.8-12.6-12.6、これをどう見るか。
騎乗経験のあるゴールドシップが捲れるようにペース落としたか、自らが残るように脚を溜めに入ったか。

さすがに遅すぎるので、残り5F1000からゴールドシップが捲る。一気にペース上がったように見えて、3コーナーに入るので12.0-11.9、スローで全馬脚が残っているので、内を回った馬が有利。外捲り外差しは距離ロスで不利。

持続力勝負になったので、ラスト1F12.2、逃げ残れるような長い脚はなく、番手で脚をためていた馬が直線差して勝ち切る。

後方は、前が壁になって、直線の短い中山では間に合わない。

有馬記念のレースレベルは、スローペースが多くなり、かなり低くなってきている。

今年のペースなら、前にいれば出走しているレベルの馬なら誰でも残せる。
掲示板の道中通過順の通り。


ゴールドアクター
スタート後に逃げるフリをして、その後、外から逃げ2頭を前に、これで内の番手をキープ。
3コーナーまで脚をためれて、外から捲りでペース上がっても内でロスなく回れる。リアファルが失速して外が開く。捲ってきたゴールドシップが伸びきれず外が開く。
4コーナーから直線、ロスなく外に進路が出来ている。これは2頭の失速と後ろをブロックする騎乗が無ければ、こうなることはなく直線まで内のまま、あとは直線で前に2頭の内か間が開くかどうかになる。
能力上位ではない馬が、勝てるときはこんなもので展開が全て上手くハマる。
着差も上がりも差が無いので、これでG1を毎回勝ち負けできるレベルとはならないけど、今は古馬中長距離のレベルが低いので、スローペースも多く、これぐらいで上位の馬になれる。
来年は、脚元を気にしつつ、それでもG1勝ってしまったことで、レース使われまくるはず。それがG1馬の宿命。


サウンズオブアース
勝ち馬の外にいたのに、4コーナーで前のリアファル下り、外のゴールドシップが加速せず外に、これで前と離されて、直線で前が開くまで追い出し遅れ、それがラストにクビ差とどかない理由。
スタートも出していき勝負してきた。
強力な決め手はないので、少し足りないことが多く、これで重賞2着5回目。
上がりのかかる競馬が合う。33秒台になると、他有力馬にキレがあるのがいて敵わない。
日経賞が外を回せば勝てていたかもしれない内容で、中山が合うのは解っていた。秋の目標をここにして3戦目。これでも勝てないのが競馬。
スタミナあり長距離も走れる。騎手固定して特徴を活かせれば今後も好走できる。


キタサンブラック
またスローペースで逃げ残り。これで3戦連続好走しているけど、本当に実力あり能力あれば、ダービーあそこまで負けることはない。
G1勝ちあり、賞金もあり、使えるレースは限られる。でも勝ち馬と同じくG1というのはレース使われる。
持続力を活かせる。スローペースになるなら好走。皐月賞の3着がラップの限界、ダービーの流れだと失速する。秋3戦、全て道中スローで残る。
古馬になって能力はハッキリしているので、絡まれると脆いと思う。


マリアライト
ゴールドシップの捲りに合わせて前に、そこから残して4着。能力はオールカマーぐらい、エリザベスも騎手の好騎乗。G1での蛯名騎手は一発狙って勝負してくるので、またトライアル叩いて本番で買いのタイプ。

ラブリーデイ
状態は4戦使う予定だったので、そこまで落ちてなく維持はできていた。それなのに、距離を意識し過ぎ、それで下げて内の3列目。番手で抑える自信がない騎乗。
このペースなら番手で勝ち負けできた。また乗り替わりの可能性あり、川田騎手は選択肢で1番手ではなく、宝塚記念を勝てたので、その後乗れていた。過去2回ミスして乗り替わりになっていた。
上位4人の騎手は勝負して、控えた結果が5着。
池江厩舎からの評価が落ちて、他騎手に変わると、松田博厩舎も定年で無くなり、来年からリーディングさらに落ちる可能性あり。

アドマイヤデウス
向正面では2着馬の外にいて捲れば日経賞のように早め先頭で勝ちパターンだった。
外から先にゴールドシップ続いてルージュバックに捲られ進路無くなる。外に進路なくなり2頭が捲りきってくれないので前も開かない。結果、直線では追い出し遅れた2着馬の後ろに、キレは無いので差してはこれない。
内枠に入り、逆に脚をためる競馬に、外のほうが一発狙いで前で乗って勝ち負けできたかも。

ゴールドシップ
一度使っても状態上がらず。ラスト出遅れないように仕上げずイレこまないように。
スローペースのところを捲っただけなので、これは他のどの馬でも出来たこと。瞬発力はないので速くなったところで外から遅れていく、直線も伸びずバテず。
キレなし持続力ありでハッキリしていて、これがどう出てくるのか。それと種牡馬の役割をしっかり果たせるのか。色々な意味で引退後も注目。

ワンアンドオンリー
内枠の差しで一発狙いでも、ペース遅く進路なく終わる。
状態が戻ってきたので、来年は必ず復活すると思う。菊花賞から一度も好走してないけど、能力無かったらドバイであそこまで走れない。長距離、スローペース、状態落ち、全て敗因がハッキリしている。

ルージュバック
捲って伸びないのはゴールドシップ寄りでキレがないため。このペースで勝ち負けするには直線先頭ぐらいの勢いで捲り切らないと無理。
注目されているけど、適性はハッキリしているので、直線が長くスムーズに外から加速できるコースで買いです。

ラストインパクト
内を狙えば、菱田騎手だからと言われているけど、前走がムーア騎手でなくとも内が真っ直ぐ開いていただけなので運が良く、騎手の力ではない。
このペースでは、内を狙っても差し馬には進路なく変わらない。ディープ産駒でも母父ティンバーカントリーでキレの無い馬。
5歳世代はエピファネイア以外が差があり能力高くない。6歳になり、345歳の層が高いわけではないけど、ここから成長が無いので、引退まではメンバー考えてどこで勝負してくるか。

リアファル
2番手から、ペースも遅く、勝ち負けできたけど伸びず。
故障の可能性が高く、まだ診断が確定していない。腱の問題なら能力に影響するかも。
3年は活躍できる馬。軽症で済んで、長めの休養できて復活に期待します。


金杯の狙いはコレ、中山と京都で日替わり表示します
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