2016年1月15日金曜日

シンザン記念回顧

1:34.1 (34.8-58.1-36.0)
12.5-10.9-11.4-11.5-11.8-12.3-11.7-12.0

1着ロジクライ
2着ジュエラー
3着シゲルノコギリザメ


今年は基本スローペースで予想する。と始めたら、いきなり前傾で想定外。

前半3Fで少し早め、そこから折り合い緩むのが、12秒台に落ちず、5F58.1でミドルからハイペースに。こうなると、後ろも追走で脚を使うので、上がりが速くならない。

最速で後方から34.5、冬場で馬場が重いとはいえ京都芝。上がり33秒台は出る。勝ち馬が35.2、こうなると瞬発力組は勝ち負けできない。

SS系全盛の時代に、他血統の馬が瞬発力で敵わないなら、こういう展開をつくるのも有り。これが広がれば、スロー上がり直線だけの競馬が減って、見ていて面白くなるけど。

ペース考えれば、古馬500万レベル。それぞれの対戦成績からも、ここからクラシックは通用しない。マイルに路線変更してくる組もいるし、去年のようにシンザン記念組はあまり活躍しない。

これからは、2歳重賞が増えて、中距離が増えて、ここは低レベル組の賞金加算の場になりそう。

ロジクライ
前走が直線内狙って、進路狭くなり下げてから外に。あのまま伸びていたらは、離れすぎていて解らない。成績からは瞬発力より持続力タイプ。
中盤緩まず、上がりでキレが必要なくなり、好位差し決まった感じ。これで重賞勝ち馬になったけど、スローになったときキレ負けする可能性あり。
レース選びも難しく、重賞勝ち賞金ありで斤量プラスならさらに厳しそう。
去年の勝ち馬みたいに今後なるかも。

ジュエラー
新馬が上がり勝負を楽勝、上がり34秒、加速ラップで余力あり。
距離短くなりマイルで同じことはできないと思ったけど、ペース速くなり差しが決まるようになった。
最速上がりで34.5、時計がかかるキレより持続力が活かせる展開が合う。
ヴィクトワールピサ産駒で瞬発力はそこまでない。半姉ワンカラットが桜花賞4着、半姉サンシャインが愛知杯2着。
新馬戦が1800で、まだ余力あり。マイルだとこれぐらい速くならないと、スロー上がり勝負では敵わない相手がいる。オークス2400だと距離長い、能力がそこまで上位ではない。
毎週重賞で馬券内に絡むデムーロ騎手だからこそ、上手く差してきたとも言える。社台主導でこのまま乗れるなら買い。乗り替わりなら展開無視で下手にためる騎手なら軽視。

シゲルノコギリザメ
ダート未勝利勝ち、500万が1200勝ち、短い距離を勝てるスピードは有り。芝の瞬発力はない。
中盤で緩まず逃げ切ったのが、ここまで残れる結果になった。
スーパーホーネット産駒で母父タイキブリザード。これでイメージは出来ないけどスプリンターではなくマイルは走れる。ダートから使った理由はいろいろあるとして、これを狙うのはなかなか難しい。
2勝していて重賞はどれもほぼ出走可能。このペースで逃げてくれると面白くなる。軽視されれば残れるし、陣営がどう考えるか。

アストラエンブレム
直線まで脚をためて良さを活かしてきたのに、ここで好位から乗った理由が解らない。ペース速く、道中で脚を使い、それが直線伸びを欠く原因。
能力から、もう少し後ろから乗れば勝てた可能性あり。
ルメール騎手とデムーロ騎手の重賞での結果の差がこういうところ。

ラルク
少しイレコミ気味、スタートが内に跳びながら、こうなると抑える武豊騎手。前で折り合い操れる自信がもうない。逃げてもラップ感覚があるんだから、、と思うのと、まだ2戦目で先を考えてとも思う。
新馬で逃げたので、馬は前に行きたくなる、それを引っ張り抑える。下げるから進路なくなり、内も入れず、外は距離ロスで出さない。馬が色々な指示で聞かなくなって、直線外に出してからの鞭に強く反応でよれる。残りは無理せず流して終わる。
バテて止まったわけではない。スタートから道中で何も上手く乗れてない、これで直線伸びることはない。新馬戦で逃げているので。
これで調教から次走まで先行するのか差すのか、先を考えて決めると思う。能力はあるので、馬体が増えるぐらいトモに筋肉つけば。

ピースマインド
これは新馬と未勝利2000を使ったように、マイルは距離不足。
何故これが1番人気になったかは、単純に新馬でリオンディーズの2着だったから。これだけ。中身は無し。0.2差でも距離違うし、スローで残せる展開を差されている。能力はかなりの差。未勝利が重い馬場で時計も遅くキレなしがハッキリしている。
ディープ産駒でも母系が強く出る血統で兄弟も長い距離が多め。番手から直線伸びないのはマイルのキレがなかったから、バテてはいなくスピードが足りないだけ。
陣営が馬が見れない証拠でもあり。これを推奨する記者も同じ。それを信じて買ってしまう人も同じ。こういうのは毎年しっかり消したい。


スロー上がり勝負になったレースで後方不発がいるように、こういう流れて脚がたまらない展開でも合わずに不発の馬もいる。
直線伸びないのが力負けに見えて、次走人気下がる。そういうのが穴馬になり狙える。


愛知杯の穴馬はコレ
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