2013年3月21日木曜日

阪神大賞典回顧

3:05.0 (36.6-61.2-62.1-61.7-37.4)
13.1-11.5-12.0-12.1-12.5-12.3-12.5-13.1-12.4-11.8-12.1-12.2-12.1-12.3-13.0

1着ゴールドシップ
2着デスペラード
3着フォゲッタブル
4着ベールドインパクト

予想は印通りに的中。ほぼ読み通りで久しぶりに会心の予想でした。

展開は長距離らしく特殊なラップに。
まず、誰も逃げる馬がいなかったため最初は13秒台、その後、小牧騎手マカニビスティーが動いて11.5-12.0-12.1と速くなる。それを利用してシュタルケ騎手フォゲッタブルが追走。
3000を三分割すると、61.2-62.1-61.7長距離の基本で必ず緩む部分がある。そこで縦長の展開なら前と差を縮めたり、一団なら折り合い重視で脚を溜めれるか、など結構騎手判断が重要だったりする。
ラップ見ていて、逃げ馬が残り1400から12.4-11.8と向正面で加速しているのが解る。これは色々な思惑が絡んでの逃げ方なのか、逃げ残りを狙ったのか。だいたい後ろが前と差を縮める辺りで、ここで差が詰まらないと後ろは焦って脚を使いすぎたりすることがある。
全体的にかなり早めに動いたため、ラストラップが13.0と能力が高くないとバテるラップ構成。
逃げ馬マカニビスティーの上がりが39.9というのが無理な逃げ方だったのが良く解る。
ここでゴールドシップが負けるようなことがないようなレース展開だったとも思える。

勝ったゴールドシップは、追い切りで動くようになっていたように、スタート後にあまり追わずに追走できるようになった。これで最初に無駄な脚を使わなくなったことはプラス。
一番後ろから少しずつ上がっていき、一旦ベールドインパクトの後ろでマークするも逃げ馬が動いたのを見て早めにスパート開始。コーナーで外回っても余裕あり。直線も内田騎手がしっかり追わないと伸びない。抜け出してから緩めようとしてムチを打たれる。
このメンバーでは力が違うのはハッキリしていたけど、どこまで強いのか謎。
次走、天皇賞春は確勝でしょう。

デスペラード
今回は、確実に2着に入り賞金加算したかったような武豊騎手の騎乗。
道中レースが動いても無理せず馬なりで追走。上がりの脚でゴールドシップとの差を計った感じもする。坂は苦手のようで、ラストはムチ打つとよれていた。下り坂を使えて直線平坦な京都は合いそう。ダートで好走していたようにある程度のスタミナはあり。長距離は今後も注目。

フォゲッタブル
まず、元々の能力は良血馬らしく高くて、ハナ差で菊花賞2着だった馬。父ダンスインザダークで解る通りスタミナはかなりある。せっかく能力あるのに、夏連戦して菊花賞結果出して、その後ステーヤーズ勝ちで有馬記念は余計、ダイヤモンド勝ち天皇賞春、その後宝塚記念は余計。
長期休養して馬体成長するチャンスは2回あったのに、意味のないG1出走で馬を駄目にする。自分でローテ決められない調教師では仕方ないけど、その結果、もっと活躍できたのを3年間無駄にしてしまった。
さすがに連敗続いて考えたのか去年10か月の休養で馬体を回復させる。戻ってきて馬体重は変わらなくても中身は違っていて馬体は良く見せる。外国人騎手が乗り替わり1戦ずつ騎乗して、被される抜かれると走るのを止める傾向あり。
今回は小頭数で逃げ先行できるメンバー、追って残せるシュタルケ騎手と買える条件は揃っていた。これで天皇賞春は、4コーナーから直線で被されたり交わされたりしなければ好走する可能性はある。押えは必要か。

ベールドインパクト
中距離馬が菊花賞4着が要因なのか結果の出てない3000なのに人気に。菊花賞3着のユウキソルジャーが出てたらどうなったか、菊花賞は1.2着馬だけが抜けていたレースでそれ以外の着順に意味はない。結果が出ているのは1800から2200、菊花賞後に使ったのが中山1800のディセンバーなのは陣営は理解していると見える。社台RHの馬でレース選択に色々あるのは仕方ない。
京都記念2着は、ショウナンマイティが折り合い欠いて失速してたり、先行して自滅したジャスタウェイなどを、後ろから乗って直線交わしただけ。G1勝ち負けできるような馬でもなく、重賞勝てるような決め手もなく、今回3コーナーでゴールドシップと競り合い捲っていった時点で終わり。
もし自分のレースをしたとしてもフォゲッタブルとの差が縮まるだけで4着に変わりはないでしょう。
狙い方は中距離で時計のかかる馬場。好位差しきりできるようなメンバー。
状態は良かったので、次走パドック変わらなければ使い方次第で買い。

小頭数でも縦長の展開で、ゴールドシップのレースは見ていて面白い。
今年は国内専念のようだけど、自ら動いて勝てる馬なので中距離でも全勝期待したいです。

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