2015年10月24日土曜日

秋華賞回顧

1:56.9 (33.8-57.4-59.5-35.3)
12.0-10.5-11.3-11.6-12.0-12.3-11.9-11.8-11.6-11.9

1着ミッキークイーン
2着クイーンズリング
3着マキシマムドパリ


まず、今週も京都芝は高速馬場。
10R1000万の2200で2:10.9、先週の京都大賞典も速かったけど、変わらず速い。

秋華賞のラップ。前傾でハイペース扱いになってるけど、隊列縦長なので後ろは後傾上がり勝負している。

特殊な馬場に、縦長なのでそれぞれ正しく理解したい。

ミッキークイーン
スタートがポイントだったけど、しっかり出て、こういう馬場が合うのでスピードに乗って大外からロスなく先行。一時レッツゴードンキの外に。そこから折り合いつくので1.2コーナーで落ち着いてマイペース。前が速くても好位とれたので無視。3.4コーナーでは、まず1頭失速して下がってきたけど何故かスムーズに進路開く、その後、外に進路なかったけど、またスムーズに開く。
コーナーで間を通り窮屈に見えたけど、リプレイ見るとロスなく直線に入れている。オークス勝ち馬で持続力ある。内回りで直線短いのでラストまで伸びて勝ち切り。
馬場が合うので、こういう乗り方で勝てたけど、ゴール前見ると余裕がなく、ここが現時点での能力限界。まだまだ細身、勝ったから良かったけど、かなり疲労溜まっているはず。
馬場が硬いと脚にも負担かかる。これだけ走ったら故障が心配。
同世代牝馬では上位だけど、これで古馬になって通用するかは成長次第。
次走の選択肢に放牧が入ってるのもポイント。無理せずどこか使ってきた場合は要注意。

クイーンズリング
みんな内回り意識で前に行くので、マイペースで差しに回る。
前走は走り切ってガス抜き、先行して使える脚はわかったので、今回はためてどこで使うかの判断。新馬からの3連勝は、距離が短くなるごとに後ろで乗ったように見えて、ただペースに合った位置で乗っただけ。
距離や展開に影響されず馬の走りやすいペースで追走できるのが一流外国人騎手。道中で脚をためるので直線もしっかりタイミング計って伸びてこれる。
4コーナーの進路取りも狙っていたようだし、阪神内回りで重賞勝った経験は活きてる。ラップも前傾で差し決まっていたし。
距離は1800前後がベスト。三流騎手が乗ることはないと思うので、適距離に使えば掲示板で安定、勝ち切る決め手が不足してるけど2.3着にくることは多いと思う。

マキシマムドパリ
新馬京都1800、未勝利勝ちが重馬場の阪神2000、これだけで長い距離しか合わないのが解る。
その後、社台Gの使い分けと桜花賞目指すことがないので、無駄にレース使い馬体減っていく。なかなか使いながらの冬場は馬体戻らないので、新馬からフローラSまで5か月で38キロ減。
オークスは馬体戻して、ただ回ってきただけなので消耗せず、そこから放牧して24キロ戻して甲武特別を楽勝。466は未勝利勝ちと同じ馬体重。
内枠に入りスタミナはあるので先行してどこまで残せるかの競馬。
前の4頭は折り合い欠いたり暴走逃げしたり、この馬が適性ラップの逃げ馬とも言える。前半5Fで58秒ぐらい、2秒速い馬場と考えれば前半59秒ぐらいで逃げると2000内回りなら残れる。
失速した馬は下がってくるので内差し組は捌くロスあり、展開がハマった3着とも思える。
馬体維持して成長できれば中距離で古馬になっても活躍できるはず。

アンドリエッテ
対ミッキークイーン全敗。同じディープインパクト産駒でも母系が違えば馬体は変わる。
比べると、筋肉の質の違い、関節の可動域の違い、これで使える脚が変わってくる。
好走したチューリップ賞が重馬場でキレ重視のタイプが消えたレース。そこを苦にせず外差し。
桜花賞から4戦が6.5.6.4着、全て良馬場で馬体成長したり乗り方を変えても結果は変わらず。これが世代能力なので仕方なく、G1で通用しないだけでG3になれば能力上位。冬場の重い馬場なら好走可能。
今後はレース選択次第で買いか判断。

タッチングスピーチ
スタート後に前をカットされて下がったけど、後方からの競馬は予定通り。
3コーナーで外からどこで動くか狙い、アンドリエッテの後ろから追走して捲ると思ったらアースライズが外にアスカビレンも外に、後手に回り4コーナーでは1頭内に間を狙ったら、そこは内から狙っていたクイーンズリングに。
下げて外回すことはできないし、前は壁で進路なし、完全に脚を余して終了。
無理して捲れば勝ち負け、でも先がある馬だから、そこまでして疲労溜まり馬体減は最悪の結果。
母系から欧州で走れる血統なので、秋華賞より知名度あるエリザベス女王杯を勝ったほうが道は進む。
誰が乗るのか、状態維持できるか、トモが落ちたら危ない。パドック確認して勝負したい。

トーセンビクトリー
体質の弱い血統で兄弟にG1勝ちがない。角居厩舎は預託削減の問題提起で、この世代は引き受けないと表明して、その後撤回して受け入れてるけど。。やり方は他にあったはずで、協力してくれた馬主さんの馬を預かることになったけど、元の厩舎の方針はどこにいったのか2歳から仕上げて使って、故障する馬、状態落ちる馬が多く、この馬も無理して使い未勝利勝ちして骨折。休養明け後も、5月から月一で6戦目。今までならあり得なかったこと。
小倉で1000万勝ちがピークで、前走からさらに中身が落ちて、パドックでは完全に状態落ちだった。
今回の騎手の進路取り批判は間違い、ロスなく回って直線で脚が残っていなく追っても反応していない。次走も迷わず消しです。これでまた故障するようなことになれば調教師の責任。

紫苑組は、賞金足りていたアースライズ以外は低レベル。G1では厳しい。

ココロノアイ
まずマイル馬で、オークス後に骨折、三か月以上として治ってから1か月の調整で秋華賞。故障放牧なので、自由にゆっくりして成長できる放牧とは違う。
1週前で中身無し細過ぎる状態から見た目だけ増やしてなんとかG1出走の形に。
厩舎もマスコミも、悪いことは一切言わない書かない。
こういうことは自分でパドック見て判断するしかない。フォトパドックの時点で悪い馬は好走しないので当日パドック見れなくても対応は可能。
次走、また使えば終わる。しっかり間隔空けて、古馬になってマイルなら。

レッツゴードンキ
チューリップ賞と桜花賞で逃げてしまったので、もう我慢の効かない折り合えない馬になっている。
オークス見て解る通りで、ずっと手綱引っ張り苦しい走り。これではマイル以下じゃないと折り合い不可能。
休養しても変わらなかったのがローズSの結果通り。スピードあるので長い距離のペースでは合わない。馬体からもマイル馬。完成してきているので、ここから成長はないと思う。
来年のヴィクトリアマイルまでが勝負だと思う。

マイル馬でも使うのがクラシック秋華賞、G1ってだけで出走するので、実績だけで狙うのは間違い。毎年こういうタイプはいるので、しっかり把握したい。


富士Sはコレ
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