2013年10月20日日曜日

菊花賞考察2


続いて後半の10番から18番まで1頭ずつ調べてみる。

バンデ
〇外で血統が解りにくいが調べてみると面白い。
父系はサドラーズウェルズとブラッシンググルームにリファールが入り、母系はノーザンダンサーにフェアウェイで、どちらも長距離補填あり。距離は長いほうが合う、というか長くないと厳しい。
完全な長距離タイプで、逆にスピード不足が心配になる。

ヒラボクディープ
父ディープインパクトに母父ストームキャットの組み合わせ。
母系にグレイソヴリンが入り、持続力があるのがよく解る。
特に直距離血統の補填なく、中距離タイプ。

ナリタパイレーツ
父ジャングルポケットで中距離、母系はフジキセキにミスプロで長距離補填なし。
この組み合わせは、走らない。

ダービーフィズ
父ジャングルポケットに母父サンデーサイレンス。全姉にアプリコットフィズ。
この組み合わせは中距離まで。
母マンハッタンフィズがマンハッタンカフェの兄弟になるが、マンハッタンカフェが長距離に強かったのは母系のサトルチェンジからリボーが入り長距離補填されていたこと。
マンハッタンフィズにはその血が薄く、全姉アプリコットフィズのようなタイプが生まれる。
成績の通り中距離タイプ。

サトノノブレス
父ディープインパクトに母父トニービンで中距離血統。母系の母にボールドルーラーとネヴァーベントで薄く長距離血統はあるが、強調するほどでもない。
中距離タイプ。長距離は微妙なところ。

ユールシンギング
父シンボリクリスエスに母父スペシャルウィークでエピファネイアと同じ組み合わせ。
こちらの母系はトニービン、リアルシャダイ、ノーザンテーストが入り、持続力と長距離血統あり。
シャダイアイバーから始まる血統構成で、社台としては中距離以上のG1馬を輩出したいところ。
中距離の持続力タイプで長距離もこなせる。

アドマイヤスピカ
父キングカメハメハ、母父はサンデーサイレンスで中距離血統だが、母系にミルリーフとディクタスあり長距離血統ダブルで入る。
母のエルダンジュがサンデーサイレンス産駒で走らなかったのは、母系が長距離血統過ぎてスピードに対応できなかったため。牝馬でダート2100を使われてた辺り納得できる。
持続力のある中長距離タイプ。

ラストインパクト
父ディープインパクトに母父ティンバーカントリー。母系の補填なし。
パシフィカスからビワハヤヒデとナリタブライアンが生まれているが、ティンバーカントリー産駒のスペリオルパールは良血を受け継ぐことが出来ず。
ディープインパクトの良さを引き出せていない中距離タイプ。

マジェスティハーツ
父ハーツクライで中距離の持続力。母系がシアトルスルーにストームキャット、長距離血統補填なし。
中距離タイプ。

この中で血統から買いは
バンデ
ユールシンギング
アドマイヤスピカ
この3頭も買いたい。

18頭調べてみると、血統だけで買いは6頭のみ。

長距離は得意ではないがG1なので出走している馬が多い。

翌年に、マイルで活躍する馬がいるのが菊花賞。