2013年10月26日土曜日

菊花賞回顧

3:05.2 (37.2-61.2-63.0-61.0-36.1)
13.0-12.5-11.7-12.3-11.7-12.1-13.0-12.7-12.6-12.6-12.8-12.1-12.0-11.8-12.3

1着エピファネイア
2着サトノノブレス
3着バンデ


25点で配当が3910円。回収率156%なので最低限の結果。
三連複はハマれば万馬券だが、ある程度の点数が必要になるので使い方は難しい。

不良でも、高速馬場だった京都なので稍重ぐらいの感覚。
展開は、3分割で61.2-63.0-61.0、上がり4Fの持続力勝負。
例年通り、中弛みが入るペース。時計は馬場を考えると速い。
スタミナが必要で、長く脚が使える馬が上位に。

エピファネイア
かかる馬のイメージが強かったのか疑っている人が多かった。これは抑えが効かなくて暴走する場合と、能力が抜けて高くスピードがあり前の馬を抜こうとする場合がある。
ディープインパクトもスピードがあり過ぎてかかっているように見えたのと同じ感じ。
好スタートから3番手、下り坂はスピードが出やすく見た目は暴走しそうでも、直線ではすぐに折り合う。あとは逃げ馬バンデをどこで交わすかのタイミングだけ。
直線は1頭だけ違う距離を走った後のような伸び脚で楽勝。
馬体は春より成長してバランスよくなり距離伸びて能力が活きる感じ。東京2400がベスト。
ジャパンカップ出走するのか解らないが、来年の主役は決まりだと思う。

サトノノブレス
この2着は岩田騎手の好騎乗。
14番からスタート出していき内に入れる。下りは無理せずゆっくり走り、内で脚を溜めれる位置取り。2週目の下りは逃げ馬が失速してつまることがあり外に避けれるように進路取り。あとは下り坂をラチ沿いで馬なり。直線はバンデを差すのみ。
スタミナに自信があったわけではないので、内でロスなく無駄な距離を走らないように温存して直線まで脚を残す。
馬体も少しずつ良くなってきて、パドックでは良く見せる。
もっと良くなる余地あるし、来年も期待したい。

バンデ
馬場がもっと荒れて、他馬のスピードが殺されて、完全な持久力競馬になれば、エピファネイアをもう少し苦しめられたかもしれない。
これで、天皇賞春までのローテは全て長距離のはず。まだ1600万の馬なので、確実に賞金加算しにレース選んでくるでしょう。状態を見極めてしっかり買いたい。

ここまで3頭が、角居、池江、矢作厩舎。
G1はしっかり仕上げられる厩舎の力も重要ですね。

4.5.6着
ラストインパクト
ケイアイチョウサン
フルーキー
どれもイイ馬なんだけど、この辺りが精一杯。
長距離向きではない。血統考察で書いた通り。3000走るだけのスタミナ無し。それぞれ得意な距離で見直したい。

アドマイヤスピカ
長距離でメンバーも手薄。チャンスだったが戸崎騎手は折り合いばかり気にして後方。
直線だけで上位にこれる能力もないし、大事に乗って不発な感じ。
最近、こういう騎乗が多く注意が必要。
先行して残すのが巧い騎手なので、乗り替わりしないと展開次第に、今後は厳しくなるかもしれない。

マジェスティハーツ
神戸新聞杯の直線の脚と武豊騎手の影響なのか2番人気に。
血統は中距離タイプで、馬体に表れていて、距離不安からも最後方。
直線は全く伸びず、当然の結果に。
2走前の1000万がマイルだった馬で、陣営も理解していたはず。
こういうタイプは毎年確実に消せる。

ユールシンギング
一番ロスある騎乗をした馬。3コーナーの上り坂で仕掛けて動き、4コーナー下り坂で捲ってしまう。
一番人気で能力抜けている馬がやる乗り方。ゴールドシップではないので、直線では脚が伸びを欠く。これは北村宏騎手の京都長距離の経験不足。
馬もまだ若いし、来年以降も期待したい。

菊花賞は血統競馬で、最低限のスタミナがないと直線の伸びに影響する。
だいたい考察で書いた通りの結果。毎年当たる有効なデータです。