2013年10月9日水曜日

スプリンターズS回顧

遅くなりましたが、今後のために回顧。

1:07.2 (32.9-34.3)
11.9-10.5-10.5-11.0-11.3-12.0

1着ロードカナロア
2着ハクサンムーン
3着マヤノリュウジン

まず、開催最終日なのに何故だか内が伸び始めた馬場。

G1日に芝をいじるのはお馴染みになってきました。

この日に行われた芝レース、逃げ馬の連対率は異常に高い。

内枠に社台系の馬が偏っているのも不思議。

展開は、逃げ馬2頭が併せてハイペース想定も。フォーエバーマークがゲートが開いてから内によれてグランプリボスとぶつかっている間に、ハクサンムーンが楽に先頭に。その後ろから横に出して併せようとするが、もう3コーナーに入り外から被せるほどの脚はなく何も出来ず終了。

隊列は、楽に逃げられたハクサンムーン、その後ろに余力の少ないフォーエバーマーク、落ち目のパドトロワ、7枠から好位を取りにいってかかり気味に外を回ったサクラゴスペル。3頭がハクサンムーンに併せることなく直線まで後ろの馬の壁になる。
その後ろにいたロードカナロアが外に出すので、差し追い込みは更に外を回すことになり大きなロスに、中山1200コースでは、デュランダル級の脚がないと届かない。


ロードカナロア
スタート少し遅れたのかと思ったら、隣のスギノエンデバーに馬体寄せられ狭くなったため、その後はスピードあるので好位を取りに動ける。能力が抜けて高いと多少の不利は影響なし。
馬なりで追走して、直線追い出してからは楽に前を捕えてゴール前は流す。
完勝。
これで18戦、全て馬券内。香港スプリントで引退のようですが、勝って更に種牡馬価値を上げてほしい。
ロードカナロアの血統は、キングカメカメハ産駒ミスプロ系に母父ストームキャットでノーザンダンサー系。母系を見てもサンデーサイレンスの血が無い。
これだけで、良血SS系の牝馬が殺到しそう。安田記念を勝ったことでマイルまで対応でき、母系次第では2000まで可能なのではと思う。
6年後辺りが楽しみです。

ハクサンムーン
サマースプリントを取りにいったため前走がピークだった。状態の維持ができているかとフォーエバーマークの存在で消し対象に。
パドックでは、絶好調とは言えないけど問題なく、フォーエバーマークと併せることなく楽逃げ。
不安に思った分はレースに全く影響なし。
今までの目安が前半33.5辺りだったが、それは馬場状態とハクサンムーンが力をつけたことで、もう少し速くても残せる能力になる。
芝は内伸びで時計も出る馬場状態。誰も競りかけてこなく、直線まで楽に走れたこと。これで前半32.9をこなしたことに納得できる。
馬体重が減らなかったこと、パドックで大きく見せていたこと。夏でかなり成長した感じがする。
もうG1を勝つために使ってくると思うので、高松宮記念の前哨戦は休み明けなので注意したい、セントウルSとスプリンターズSの馬体を記憶しておきたい。

マヤノリュウジン
スプリンターズS中山1200での内差しは穴馬。これは過去調べれば解るとおり。
前走のセントウルSがハクサンムーンの後ろで好位から流れ込み3着とは僅差。馬体重はプラス22で余裕あり、今回はマイナス14で仕上げてくる。
前走のようにハクサンムーンの後ろを取りに動き、直線は番手の馬がバテたところを内から雪崩れ込む。大型馬がスムーズな競馬をして3着好走。中山1200コースが合いそう。

穴は内枠、これは解っていたが差しに限定したため考察あまりせず。来年は内枠全てしっかり調べたい。忘れずに。

マジンプロスパー
G1では掲示板がやっと。外枠からスタート決めて折り合ってロードカナロアをマーク。スムーズな競馬。内枠と違って外枠の福永騎手はロスなく上手い。血統、馬体的にこれ以上は期待できず。今後もG3で狙いたい。

アドマイヤセプター
内枠差しで狙った馬。直線は坂上でハクサンムーンが外によれるまで行き場なし。マヤノリュウジンが外によれて2頭の間を狙うも閉じられる。もう内ラチ沿いしか進路なく、ハクサンムーンが外にいくまで待つしかない。追えたのは残り100もなく、これでは間に合わない。脚は残っていたので惜しい競馬。内差しはギャンブル一か八かなので仕方ない。

ドリームバレンチノ
道中はロードカナロアをマーク。そのため直線では追い出しが遅れる。
前が開いてしっかり追えたのは残り100ぐらい。これでは遅い、6着は納得できる。

グランプリボス
運がない、ついてないとしかいえない。まずスタートしてフォーエバーマークにぶつけられ、これがなければマヤノリュウジンの位置をとれていた可能性もある。アドマイヤセプターが譲ってくれてマヤノリュウジンの後ろで落ち着くが、安田記念で前が開かずにつまった記憶から外に出していく、東京1600なら多少のロスも解るが中山1200で内にいた馬がわざわざ外に出すのは理解できない。
内ラチ沿いにいたのが気がついたときにはドリームバレンチノの外に、ロードカナロアの後ろは空いてないので、直線では更に外に。マジンプロスパーの内も狙えたが、更に外に。一番内にいたのが進路選んでたらラストは8頭分ぐらい大外から追い込むことに。
追えたのは残り100もなく、かなり距離ロスでの7着。3着からここまでクビ差。進路とりの差。
スピードあり、間を割る力もあり、一瞬のキレ脚もある。内のまま差しを狙えば、もう少し上位に。
次走はマイルCSだと思うけど、この2戦、10着7着で人気も落ち着くと思うので、敗因はハッキリしているし、狙いたい。

サクラゴスペル
マイナス12の馬体重通り、パドックでは仕上げてきた他馬と比べて見劣る。
道中もかかって前まで進んでいったし、直線で脚は残っていなかった。
立て直してから、また期待したい。


来年も、穴で狙うなら内枠の馬。