2014年5月10日土曜日

天皇賞春回顧

3:15.1 (36.9-61.7-61.7-58.8-34.8)
12.8-12.0-12.1-12.4-12.4-12.1-11.3-12.5-12.9-12.9-12.9-12.3-11.7-12.0-11.1-11.7

1着フェノーメノ
2着ウインバリアシオン
3着ホッコーブレーヴ


状態は戻っていたフェノーメノに完敗。

スローペースで去年より道中楽に追走できたとはいえ、状態が悪かったら直線で残せない。
こんなに変わるなんて、さすが社台系は違うな。
この厩舎の天皇賞にかける思いも凄い。
もう天皇賞秋は軸決定でいいと思います。

何度も書いてるけど長距離は血統が重要。
特に母系がどうなっているのかが大事。

フェノーメノ
父ステイゴールドで長距離問題なく、母父デインヒルで中距離タイプに見えるけど、母系にはリボーのクロスがありスタミナ補填している。
中距離から長距離まで問題なく能力出せる。よく考えた配合。
叔父にインディジェナス。スペシャルウィークが勝ったジャパンカップの2着馬。ちなみにモンジューが4着、ステイゴールドが6着。
母ディラローシェは、狙って輸入したのが解りますね。社台系の牧場は違うな。
兄弟で活躍したのが、まだフェノーメノだけというのも面白い。血統は奥が深い。

ウインバリアシオン
父ハーツクライで持続力、母系は特に何も無し。
中距離がベストだが、能力の高さで長距離もこなしていただけ。オルフェーヴルがいたから3歳は2着ばかりとして、一昨年の天皇賞春3着は後ろで脚をためていたから直線伸びてこれた。
日経賞もスロー寄り、今回も同じ、これでもう少し前で乗っていたらと考えるけど、この馬の良さは持続力で速い上がりで走れること。道中は脚をためてこその馬。
直線で差しきれない辺りが、母系の補填がないところだと思う。
能力で2着にこれたということ。ここが目標でもあり、2.3着の確率はかなり高かった。
軸馬◎にして、2着なら前日予想としては正解。

ホッコーブレーヴ
父マーベラスサンデーは天皇賞春でマヤノトップガン、サクラローレルの3着有り。中距離から長距離。母系が母父ダンシングブレーヴ、母母まで進むと持続力にスタミナもある。
母系はマイナー血統になるけど、現代のスピード競馬には合わなくても、長距離でスタミナが必要になるレースでは活きてくる。
1000万、1600万勝ちが稍重のレースで、中山の重い芝で日経賞2着のようなレースも出来る。勝ち馬ウインバリアシオンとの差は長距離で埋まった。
2400、2500だと能力の高い馬が揃っているのでG1だと少し厳しくなる。
まだ6歳、長距離中心に使って、来年の天皇賞春にも出走してほしい。持久力が問われるレースで買いたい。

キズナ
父ディープインパクトなので、母系で補填したいが、母父ストームキャットに母母父ダマスカスで、長距離が問題ないとはいえない。ウインバリアシオンに似た感じで、能力が高いから後ろから4着まで差してこれた。直線あともう一伸びがなかったのは距離でしょう。距離は敗因じゃないというなら何故ホッコーブレーヴに差し負けたのか。
これが2400なら勝ち負けできたと思います。成長して筋肉増えて馬体が重くなり、長距離仕様ではなくなった。大阪杯の楽勝も解りやすいと思う。
凱旋門が目標なのに、ここで仕上げて使うこともないし、結果的に故障するなんて。そのまま宝塚記念なら。

故障を敗因にするのも無いですね。馬場が問題とかあるけど、それなら勝ち負けした2頭はどうなってしまうのか。

ここまででも、血統が大事なのが解る。

さらに5着にダンスインザダーク産駒のタニノエポレット。
6着フェイムゲームは、父ハーツクライ、母系にリボーとディクタスでスタミナダブル、長距離大歓迎の血統。

そして7着に、色々あったゴールドシップ。

ここまでの7頭、4番人気までの馬と、長距離血統の11.12.13番人気の馬が間に入っている。
もう少しペース流れて、持久力勝負になったら上位の着順着差も変わったと思う。

あとは、デスペラード。パドックで発汗すごくて、レース前に終わっていた感じ。
調整次第でと思ったが、完全な冬馬ですね。また11月になったら買います。

長距離は血統で買える。
レース数少ないし、敗因が他に上がること多いし、毎回しっかり調べて狙いたい。