2014年9月6日土曜日

新潟2歳S回顧

1:33.4 (35.2-59.1-34.3)
12.5-11.0-11.7-11.9-12.0-11.3-11.0-12.0

1着ミュゼスルタン
2着アヴニールマルシェ
3着ニシノラッシュ

レコード勝ち、勝ち負け2頭がどのレベルなのか。

去年、ハープスターが勝った時計は
1:34.5 (35.3-60.7-33.8)、上がり32.5

前半3Fまでは同じ、そこから2Fが1.6差で今年は速い。後半3Fはスロー上がり勝負になった去年が0.5速い。
スローで前有利、キレ勝負になったとしても好位から上がり33秒台で勝てるレース、それを32.5で後方から追い込み決めて、スピードの違いで3馬身離す。
2歳夏の時点、馬体も仕上げていない状態で、この内容。どれだけ凄いか、ラップ少し解る人、馬体見れる人なら解る。


レコード更新前の最速が、一昨年ザラストロ。
1:33.5 (35.1-58.9-34.6)

今年と比べて、前半3F、5Fも速くて、上がり3Fは遅い。
ザラストロは、その後、一度も3着以内無し。2、3着馬はダート路線で、まあまあな感じ。
速い流れで出た時計に価値はあまりなく、3着以下は上がり34秒台。
下位まで大差なく、瞬発力勝負でキレ脚を見せた馬もいない。ゴール前の上位馬に余力なし。中身のないレコード決着。


今年は、一昨年のような速いペースでの時計だけど、勝ち負け2頭は別。

ミュゼスルタン
流れに合わせて、中団後ろで直線まで脚をためる。間を割れるので、前が開くまで進路探し、ニシノラッシュが抜け出しそうだったので目標に。
かわしてから左右によれて真っ直ぐ走っていない。外から馬が見えて、ラストもう一伸びしてる。
まだ、もう少し速く走れそう。2歳の時点である程度完成しているので、先は読めないけど、暮れの朝日杯FS、今年から阪神マイルで通用する能力は見せた。
ここを勝ちに仕上げてきたので、骨折は仕方ない。攻めの調教をしなかったら2着になっていた可能性もあり。
休養している間に、どう成長するか。これで目標はNHKマイルだと思うので、今の馬体と走りは覚えておきたい。
厩舎的にもタケミカヅチ以来の重賞で活躍できる素材だっただけに残念です。そこまでの能力とも言えますが。。

アヴィニールマルシェ
新馬戦の馬体走法からマイルは短いと思って、予想では消したけど。パドックでは硬さも無くなり良化。展開流れて差し決まるといった感じ。
暮れも阪神マイルなら、ある程度のスタミナも必要だし持続力あるから合う。
今のところ、まだ他路線で強力なのはいないから、東スポ2歳なら勝ち負けできると思う。
今後が楽しみな1頭です。

ニシノラッシュ
上手く乗って能力出し切っての結果なので、マイル以上で今後人気になるようなら注意。

ナヴィオン
まだまだこれから良くなる。後方から乗っての結果。ここまで速くなって縦長になっては追い込み厳しい。仮に追いかけて、道中脚を使っていたら、脚をためることができない、かかりやすい馬になる可能性もある。先を考えれば的場騎手は悪くない。

ここからダービーまで繋がる。
全てしっかり回顧するのが大事。