2015年12月5日土曜日

ジャパンカップ回顧

2:24.7 (35.2-59.3-60.5-35.3)
12.7-10.8-11.7-12.1-12.0-12.3-12.6-12.7-12.5-11.8-11.5-12.0

1着ショウナンパンドラ
2着ラストインパクト
3着ラブリーデイ


予想では▲にしたショウナンパンドラが、ほぼ書いた通りの内容で差しきり。
結果は1頭抜けでハズレも満足できる内容。

ジャパンカップを勝つには、絶対能力が高いか、スローになった時の決め手が必要。

展開は、カレンミロティックの謎の逃げ、それを道中か
ら追走したアダマイヤデウス。
その後ろ、イトウとワンアンドオンアリーが集団の逃げといった感じ。中心は約1秒後方として前半5F60秒越え、厳しくない脚の溜まる道中の流れ。

3.4コーナーでゴールドシップが動いたけど、それでもやっと持続力ぐらい。
一度使ってスタートのことも無く状態良ければ、3コーナーから動いて後半6F戦ぐらい持久力勝負にもっていけば東京でも勝てるのかもしれない。

外から動いて前に入られたくない組も動いて、4コーナーでは6頭併走。
それだけスローペースで直線に向かったということ。
外から捲る組、ただ前とはまだ距離があり。その内側にいた組は進路なく動けず不利あり。

直線は荒れた内を避けているのかと思ったら、先頭にいた馬が左鞭で外に斜行して、内が4頭分も空く。
前にいて有利のはずのアドマイヤデウスとワンアンドオンリーは前がつまる。
内にいた差し組は、前が開いてスムーズに追えるようになった。

勝ち馬から15着まで0.6秒差、8着まで0.3秒差、横に広がって2列になってそのままゴールした形。

細かく見直すと、展開次第で何度やっても着順が変わりそう。
この展開でも、進路取りの差が結果に出ている。

ショウナンパンドラ
4歳秋でピークの出来。オールカマーのパドックで見た時は春や3歳とは別馬。差しが決まらない週のため、ショウナンだし次走東京勝負と見たら楽勝。
エリザベス女王杯は考えずに天皇賞秋狙い、結果は展開に関係なく後方から追い出し遅れて4着。ラスト100の伸びを見れば脚を余したのがよく解る。
この微妙な結果で能力が解りにくくなり、人気が集まることなく、今回マークされることもなく、もう一度、鞍上にチャンスが与えられた。
輸送で減るイメージから使って3度目の関東遠征でマイナス印象多く、これもオッズ的にはプラスに。
さすがにプラス4とパドックでの状態の良さから直前で売れたけど、複220なら十分でしょう。
完成して状態がイイ時には連戦しても馬体は減らない。
秋3戦、厳しい競馬は一度もない。さすがにピーク過ぎて、ここから上は期待できないけど、有馬記念も馬体は維持できると思う。
秋華賞とジャパンカップでG1を2勝、ここから無理して故障は可能性少ない。
高野厩舎は3歳牡馬に期待馬がいたのが連続故障、攻めすぎた調整は経験になっていて、この馬に活かされていると思う。
オーナーがG1希望しそうだから来年はどういうローテになるか心配。

ラストインパクト
内側を一周回ってきて2着。他が自滅しての2着。
3歳時は牛と調教師に表現されていたぐらいキレの無い母父ティンバーカントリーが強く出ているディープ産駒だった。古馬になって中身ができてきて、やっと好走。
中京で2勝、下り坂で加速できる京都2400で2勝、菊花賞と天皇賞春で好走。
今回もだけど、好走した時の出走メンバーは毎回レベルが低い。
一流馬のキレには敵わないけど、これぐらいのメンバーなら通用する。今回は内ラチ沿いを他馬より早く追い出し開始。
パトロールで見れば解るけど、ロスなく一周回ってきている。これもムーア騎手が上手いというか、他の騎手がワンパターンで馬群を嫌い外ばかり回すからか。
有馬記念ムーア騎手で人気になりそう。スローになったらキレ負け確定。
先行するか好位から持続力を前で雪崩れ込むしかない。

ラブリーデイ
さすがに前走が状態良かったので少し落ちてトモが薄くなった。
2000でゴール前に脚が無くなったように、2400では残り200で脚が無くなった。これが内回りで直線が短いコースなら残せる。
6勝しているけど、その2着馬のレベルは?強力な馬が引退して全体のレベルが低いので連勝できたとも言える。
宝塚記念でゴールドシップがスタート決めていたらどうなっていたか。天皇賞秋がスローペースじゃなかったらどうなっていたか。
6勝ってだけで、名馬扱いしてる人が多かったけど、特に厳しいレース内容ではなかったのに何故勝ち切れないのか。
4コーナーで外から少し捲られ、直線まで追い出し待てず、早めに先頭にたつ。これだけで差されてしまうような先行馬は強いとは言えない。スローペースを前が有利な展開でのみ勝ち負け。
2400が長いからラスト伸びなかったんだけど、覚醒して強くなったというなら、これぐらいは勝てる。
中山金杯の予想と回顧の時に書いたけど、この馬の評価は馬体と成績から変わらず。
有馬記念は、ゴールドシップが3コーナーから捲るような展開なら消える。
出遅れて4コーナーまで集団で、誰も動かないようなスロー展開を先行して直線抜け出しなら残せるかも。

ジャングルクルーズ
東京では内差し狙う北村宏騎手。ラストインパクトと同じく内ラチ沿いを一周回ってきただけ。
レベルの高い6歳世代。3歳時は期待されたけど体質弱く能力活かせず。
ここまで時間がかかったのは厩舎の問題もあると思う。
このオーナーもペルーサのオーナーも、預託しなくなってきた。
これだけ素質ある馬が揃っていても管理馬が多すぎて回転が悪い。腕利き助手が独立して仕上げがさらに甘くなっている。
大事に使われているので7歳でも走れる。

サウンズオブアース
期待したけど前走からの上積みなく、直線だけの瞬発力勝負も合わない。
ネオユニヴァース産駒で、ここからの成長は期待薄。母系から長距離は問題ないので、まだ賞金も多くなく、来年は長めのローテなら。

イラプト
こういう僅差の結果で、4コーナーから直線で進路なくなり減速したのは大きい。
盛り返して伸びてくるようなタイプではない。
スムーズだったら、、リアルインパクトでも好走できる競馬だったので。

ワンアンドオンリー
直線、逃げ馬が外に斜行しなければ真っ直ぐ追えていた。そしたら4着、良くて3着。
やっと状態が上がってきた。
ドバイで勝負して3着に激走してたっぷり疲労蓄積。宝塚記念は別馬だった。好走したら凱旋門だったみたいだけど、このオーナーはレース使い過ぎる。
ドバイ帰りで秋まで半年休んでいれば回復したかもしれないけど、京都大賞典も状態戻らず。
天皇賞秋もまだまだ。無理せず使いながら状態上がってきて、今回は買える仕上がりだった。まだまだ良くなる。ハーツクライ産駒の成長力を活かせれば、来年5歳で活躍できる。
有馬記念、誰に乗り替わりになるか。

ミッキークイーン
馬体減、そのまま状態落ち。秋華賞で勝負した反動あり。
エリザベスかジャパンカップか休養かの三択だったけど、メンバー落ちで参戦。
この結果、この1戦が余計だった。これで疲労が抜けるのが遅れるとか、来年に響かないといいけど。
まだ、このオーナーは厩舎に任せるので、池江厩舎なら管理馬多いし無理しないで済みそう。馬体減が気になるので海外ってタイプではないし、中距離でどこに使うのか。。

ゴールドシップ
今回はスタート失敗したら有馬記念アウトだったので、落ち着かせるように調整。毛色から馬体がわかりにくいと思うけど、中身が緩くて仕上げていなく休み明けの状態。
出走できることが決まり。あとは出遅れたら、こういう馬で済ませられるし、9分ぐらいまでは仕上げてくるはず。
引退後が決まっているので無理は絶対にしない。
馬場が変わった中山芝、高速馬場になることがないので、上がりがかかる展開なら今回より可能性は上がる。
キレ負けはするけど持続力なら負けない。内枠が有利な有馬記念だけど、この馬には外枠の偶数枠。内田騎手に乗り替わりも早めに決まっていて、状態に問題なければ3コーナーから捲ってくれるでしょう。どれくらい走れるのか見てみたい。

ヒットザターゲット
この展開で後方では厳しい。直線は進路なく左右に行ったり来たり。
4.5歳のレベルが低いこともあり。目黒記念と札幌記念で好走。能力あり。あとは展開がハマるかどうか。中山少し合わないけど出走してくれば大穴。


去年のエピファネイアが凄かったので、今年はメンバーも落ちて結果も低調に感じるけど。
現役の能力順と各馬の適性さえ間違えなければ難しくはない。

とにかくスロー競馬が多いので、好位差し、瞬発力あるタイプは必ず押さえたい。


金鯱賞の狙いはコレ
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