2015年4月14日火曜日

桜花賞回顧

1:36.0 (37.1-62.5-33.5)
12.7-11.7-12.7-12.9-12.5-11.3-10.7-11.5

1着レッツゴードンキ
2着クルミナル
3着コンテッサトゥーレ

まず、いろいろあったけど当日の馬場を把握するために。

3レース未勝利が稍重で
1:36.7 (36.0-61.3-35.4)

7レース1000万が良で
1:36.0 (36.8-61.9-34.1)

さすがに未勝利と1000万ではレベルが違うので、3Fで0.8、5Fで0.6、遅くても上がり3Fで1.3速く、勝ち時計は0.7速い。

7レース時点で、上がり33秒台が出てるので、発表が良で実際は稍重みたいなこともない。

例年、桜花賞は古馬1000万レベル、晴れていてメインまで2時間あれば、馬場は乾いていく。

逃げた馬が2着に残るレースをして、そこから更に遅いペースになるとはなかなか考えつかない。
前半遅くなることはあっても、それで脚はたまっているので、残り4Fから動く、直線まで何も起こらないなんて予想はできない。

ここまで遅いレース想定してたら偏った予想にしかならない。
これは超レアケースで、平場でも超スローで逃げ馬が高速上がりってことはある。G1で重賞でこんなことはと思うけど、これも競馬と割り切るしかない。

馬券で考えると3着までしか興味ない人が大半だと思う。

これが一口馬主やるだけで5着までの権利取りが凄く重要になるし、8着でも賞金は出るのでG1だと大きい。

桜花賞は5着賞金で890万、G3の3着ぐらい、8着で445万なら、500万クラスをもう1勝したようなもの。
1頭で年間にかかる預託金を考えれば、勝てる確率が低い馬は少しでも稼いでほしいと思うのは自然なこと。

何でスローなのに仕掛けない競らないんだとか騎手批判するのは間違いで、騎手は依頼されて乗れるわけで馬主や関係者のために騎乗するべき。


今年の桜花賞はレッツゴードンキの岩田騎手が巧かったというだけの競馬。

個別で見ると

レッツゴードンキ
前走が重馬場で前半5F61.4で上がり36.6、休み明けのトライアル仕様で緩い馬体。今回は良なのに62.5から33.5、これは芝コースで単走の追い切りした感じ。
直線に入って追わずに10.7、ラスト200は坂があるので少しだけ追って楽勝。
直線まで馬なりで、馬なりで加速して、終い追った調教みたい。
これがG1かと思うけども、これが競馬。
馬体仕上がっていたし、重より良が合うタイプ。ミドルペース3番手から持続力勝負でも3着以内には入っていたと思う。
世代牝馬の中では能力上なので、オークス選んでも距離の長さは能力でカバーできそう。
NHKマイルなら消せない。

クルミナル
新馬が1800でも道中14秒台が入る超スローからの2F瞬発力勝負。エルフィンSは低メンバーで1頭直線目立つけど、これも瞬発力が際立つ。前走は特徴が消える重馬場だけど、流れに乗って競馬した時に反応の悪さからマイルがギリギリなのも解る。
これは馬体からも同じディープインパクト産駒のアンドリエッテとは違って筋肉ついたスピードタイプ。京都の高速馬場がベスト。
スローの直線勝負だから2着に差してこれたけど、阪神では京都のようなキレは活きない。
オークスなら消し、NHKマイルなら買い。

コンテッサトゥーレ
冷静に内でロスなく回ってきたルメール騎手だからの3着。ペース遅いから1枠活かして内の3番手、外に進路変えるスペースがないのが解ったら、前と間隔空けて、間を割るタイミングを計る。
直線は一番ロスない内差し。
新馬と紅梅で京都1400を選んだように、馬体からマイルは長いのは解っていて、スピード活かした選択をしてる。
安田厩舎ってことはレッドオーヴァルのようにスプリンターになっていそう。
オークスなら消し、NHKマイルなら押さえ。

クイーンズリング
スタート後にルージュバックの外でマークする予定だったのか内に動く。
ペース遅いのが解った時には回りは進路なく直線まで動けない。
直線では前が開くまで時間かかり、瞬発力タイプではないので少しずつ伸びてハナ差4着。
3連勝の中身がコーナーからの持続力で、阪神マイルのスピードも必要とされる瞬発力は劣るので、展開次第では消える可能性もあった。
パトロールで直線見ると、外に出せばスペースはあったけど、ロスなく内寄りで進路とっている。これもデムーロ騎手だから4着まで差してこれた。

ルメール、デムーロ、どちらも馬の能力とか適性抜きで必ず重賞では押えたほうがいいのかも。
必ず社台系の馬に乗るので、最低限の能力はある。
展開に合わせて位置取りするので、結果も出やすい。これからは全て買いで。

ノットフォーマル
厩舎が危機的状況なので、新馬から異常な使われ方。稼げるうちに少しでもという感じ。
逃げてフェアリーS勝てたけど、今回は逃げる気はなく、少しでも粘って賞金。
もう賞金から重賞しか出れないので、少しでも上位狙いで乗ると思う。これが逃げるとは考えないほうがいい。

アンドリエッテ
一度、追い込みでハマると、必ず追い込みで直線勝負することになる。
これで良さが出て結果が出ることもあるなら、展開次第で不発に終わるのは仕方ないと思う。
馬体からは距離伸びても同世代ならこなせそう。
オークスなら人気落ち着いて、追い込み直線勝負なら着狙いできる。

キャットコイン
栗東滞在なのに馬体減、食いが悪いのか、なかなか馬体増えないらしい。
何か決め手があるわけではなく、展開に合わせて競馬できるのが強み。好位差しができる馬は結果出しやすい。
早熟の血統みたいなので、今後は他馬が成長してきて厳しくなる。最低でも440まで増えないと買えない。

ココロノアイ
アルテミスSでは先行して勝ち、阪神JFは残して3着、前走が差しに変えて勝ち切る。こうなると先も考えて折り合い重視の終いを活かすことになる。
重賞勝ちが稍重と重なので、他が苦労する分だけ有利になる。これが良だとキレ負けする。
差しで乗るつもりだったようで、展開流れても瞬発力負けして掲示板辺りだったと思う。
今後は馬場悪化で買い、良なら押さえか条件次第で消し。

ムーンエクスプレス
岩田騎手のようなスロー逃げを先頭でやれば、直線でレッツゴードンキと併せる形になって馬券内の可能性もあった。
松山騎手はカレンブラックヒルの騎乗でも解るようにラップ感覚ないのかもしれない。年々勝ち数も減っているし、今までは関西の若手の中では上だったけど、結果出せないことが多いので、これで社台系の依頼が無くなれば消える。
最近見ていてミスが多い、買えない騎手になっている。



ルージュバック
マークされて外にも出せず動けず、瞬発力はないので直線で前が開いても伸びてこない、キレ負けする。
これで忘れな草賞のミッキークインが見た目で強く感じただろうし、ロカがローテ考えてスイートピーS選んで楽勝すれば、フローラSもあるし、ルージュバックの人気は落ち着くはず。
あとは、G1前にしっかり調整できない厩舎が心配。

これで、オークスではどうするか
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