2012年12月15日土曜日

阪神ジュベナイルF回顧


1:34.2 (34.1-57.8-36.4)
12.4-10.5-11.2-11.8-11.9-12.2-11.5-12.7


1着ローブディサージュ
2着クロフネサプライズ
3着レッドセシリア


予想は軸伸びずハズレ。ここまでのハイペースは予想できず。。

前後の3Fが34.1-36.4、逃げたタガノミューチャンは前走で先を考えて控えたのに、今回はよく解らない逃げ。折り合いに難のある馬が多いのでペース速くなれば追走していく。
上位人気馬がキレ脚の差し追い込みのために、先行して早めに動き前がかりが増える。

冬の阪神は重い馬場になり、ディープインパクト産駒のような軽いキレ脚の馬には合わず。
持久力のある重い血統がよく走る。

ハイペースに重い芝で、スタミナ競馬に。
勝ち馬がウォーエンブレム産駒で、2着がクロフネ産駒。
ディープインパクト産駒のアユサンは7着でディアマイベイビーは9着。

直線は内がまだまだ伸びて、外差しは伸びず。
天候も少し関係しているようで、ダートで晴天続くとパサパサになって力がいるのはよくあるけど、芝も根は土なので、冬場の乾燥した晴れが続くと力がいるようになる。
先週はサンデー系以外の馬が好走多くて、キングカメハメハ産駒とか要注意。


ローブディサージュ
近親にヴィクトワールピサがいる良血で、新馬戦は函館1800を出遅れて勝つ。前走ファンタジーSはG1出るために仕上げて2着確保。同厩舎の使い分けで、こっちは来年のクラシックが目標と予想していたけど、勝ったことで今後は王道路線か。
シルクは社台傘下に入っていきなりG1勝ち。一口料金も安いし、ノーザンF生産馬は今後も要注意。
距離は伸びても大丈夫だし、ある程度の上がりの競馬にも対応できそう。
秋山騎手はカレンブラックヒルでG1突破したし、牝馬は乗れるので、このコンビは期待です。

クロフネサプライズ
これが2着に残るとは想像できず。りんどう賞も楽逃げで特に買える要素ない。
結果から考えると、血統はサンデーの血が入っていなくて、クロフネに母父トニービンで持久力が必須の競馬には強い。馬体重+18でこれもプラスに。他に逃げる馬がいてくれたので先頭で目標にならず番手で競馬できる。追い切りも時計の出ない重い坂路で好タイム。
状態良く、芝状態が合い、展開もハマり、全てプラスに。
ハイペースのわりに勝ち時計が1:34.2なので、この馬がよく粘ったというか、他の差し追い込み馬に強力なのがいなかったとも考えられる。次走は様子見したい。

コレクターアイテム
勝ち馬とは3コーナーで同じ位置にいながら、内外の差で直線の追い出しはかなり差がでる。
浜中騎手は1番人気で入れ込み気味。直線では馬体ぶつけて進路確保しているし、落鉄をどこでしたのか解らないけど、馬にはだいぶ疲労の残るレースに。
今回は重い馬場でキレ脚が活かせず、桜花賞辺りになれば芝も変わるし、トライアルは様子見しながらクラシック注目。ハーツクライ産駒はG1勝ちより2.3着のイメージが増す。狙いが難しい産駒が多いです。

このメンバーで能力差はあまり無く、荒れた年はクラシックが面白くなる。最近の牝馬路線は格がいたけど、今年はトライアルから要注目。先に繋がる考え方で望みたい。


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