2012年12月23日日曜日

有馬記念考察2


今度は人気薄、穴馬について

ここ5年は、毎年9番人気以下が3着以内に絡んでいる。

07年は、中山専用馬みたいなマツリダゴッホが9番人気で勝利。この年は前に上げたメイショウサムソンが1番人気、6歳馬で落ち目のポップロックが2番人気、有馬記念が秋4戦目。長い直線が合う3歳牝馬ウオッカが3番人気、秋は取り消しも含めて4戦目。
上位人気がマイナス要素ばかりで、荒れる感じはかなりあった。

08年、この年は有力馬の回避でメンバーが低レベルに。上位人気で状態が悪い馬や使う予定ではなかった馬が出てきたり、荒れて当然な感じ。
2着に14番人気7歳アドマイヤモナーク。
前2走の天皇賞秋とJCで惨敗して終わった感じだったけど、状態は良くてパドックも良く見せる。この時はパドック見てて気になったけど7歳と8枠という理由だけで消したのでよく覚えている。
冬馬で寒くなると調子を上げてくる。この年の日経賞で3着、条件戦での中山成績も良く、穴要素は十分あった。
3着が10番人気7歳エアシェイディ。
この10番人気は低評価で前走は天皇賞秋、ウオッカ・ダイワスカーレット・ディープスカイ・カンパニーの僅差5着。
これも、この年の中山金杯2着、AJCC1着、中山記念3着。これも中山で走る馬。

09年、3着に11番人気8歳馬のエアシェイディ。
この年はAJCC2着、その後結果出ず、秋は天皇賞8着、JCが5着。3戦目で状態良くなるような使い方。
1.2着が1.2番人気のドリームジャーニーとブエビスタで、そこから0.7とかなり離れての3着。頭差4着に4番人気の8枠フォゲッタブル。これは直線の坂で前2頭に離されて、諦めたところに外からエアシェイディがチョイ差しした形。
8枠で外々から脚を使っているし、前が離れた3着ならゴール前で能力差は関係なくなることもある。

10年、3着に14番人気3歳馬のトゥザグローリー。
まず超良血馬。3月の新馬戦から二か月半でダービー出走して7着。秋はオープン戦でトーセンジョーダンの2着にナムラクレセントに勝ち。距離が合わないマイルCSにデムーロ騎手に乗り替わり7着。これで覚醒したのか次の中日新聞杯で重賞勝ち。二か月の間に4戦もしているし、能力が高いからこそ、レースが調教代わりになっている。この血統は気性の問題が大きく、やる気になれば強い。
これも0.1差の4着が3番人気の7枠ペルーサ。出遅れ癖のある馬がスタート良くて、外枠なので脚を溜めれず伸びず。09年と同じで外枠の人気馬と僅差。

11年、3着に9番人気4歳馬のトゥザグローリー。
去年の3着の後、京都記念と日経賞を連勝。天皇賞春・宝塚記念と惨敗して、秋は天皇賞5着、JC11着。有馬記念が3戦目。


買える要素は
その年の中山重賞実績。中山金杯、AJCC、中山記念、日経賞、オールカマー。
これだけ特殊なコースだと、中山コース実績は重要になる。先週の朝日杯FSでも唯一中山勝ちのある馬が3着になったりと。コース実績はかなりプラス。
秋3戦目とか、疲労が溜まっていない使い方で、有馬記念が目標にされている。
上位人気馬や、外枠の人気馬に問題あると、真ん中から内枠にチャンスができる。

今年も、同じ感じの馬がいるので、それぞれ要注意。