2012年12月8日土曜日

ジャパンカップダート回顧


1:48.8 (35.8-59.8-36.4)
12.6-10.7-12.5-11.7-12.3-12.6-12.6-11.6-12.2

1着ニホンピロアワーズ
2着ワンダーアキュート
3着ホッコータルマエ


予想は軸飛びハズレ、良馬場ダートで48秒台なのでハイレベルな争いに。

元々、阪神1800は差し追い込みが決まりにくいコースだけども、ほぼ先行した馬で上位決まる。
展開を見ると、ラップが強弱あり、行って、かかって、押えて、かかっての前半逃げ馬ラップ。乗り替わりで武豊騎手が苦労したのが解ります。
まだ1600だったら許される逃げ、いくら前回騎乗時に抑えて失敗したからといって、この逃げ方は残念。馬の能力活かせず。。
もう追い込みも不発に終わらせることが多くなってきたから、買えるのは好位差しが一番信頼できる。展開ラップを把握する能力は高いので、自らが作る場合だと扱いやすい馬でないと厳しい。
せっかくマイルCSで復活したのに、もったいない乗り方でした。


勝ったニホンピロアワーズは、酒井騎手が長く乗ってきて、G1で結果出せず信頼されてなかったけど、今回は馬の状態も良く、前半からラストまで悔いの残らない積極的な競馬。
決め手がある馬ではないので、ハイペースで展開が味方に。もし平均で流れて下手に控えていたら直線伸びずに終わり。
いかにその馬にあった乗り方を、レースごとの展開で出せるかで勝ち負けになるのが解ります。
この勝利で、今後はG1中心のレースが続くと思いますが、中距離ダートは基本前が有利なので、積極的に逃げるつもりで乗ってほしい。道中後ろに脚を使わせれば、まだ重賞いくつも勝てる力はある。今後も期待。


ワンダーアキュート
今年も2着。前走JBCが川崎までの輸送で馬体減り、今回は戻しながらの調整。
馬体戻しながらの調整では中央のG1は勝てない。去年の出遅れといい運も無い。たぶん和田騎手は位置取りよくて、前を差して勝てると思った乗り方。
ここ目標に万全の態勢で臨んだニホンピロアワーズとの差ですね、能力は同じ感じなので、あとは他の要素で優劣か。
この馬も、勝てないとき届かずが多いので、逃げるぐらいの積極的な乗り方が必要かも。


ホッコータルマエ
ダートは基本前が有利と考えると、この馬が3歳世代のトップ。
一応G3で夏の新潟だけど、3歳重賞レパードS勝ちは有り、それまでの成績も幸騎手になってから惨敗なく安定していた。春の連勝のイメージがあったハタノヴァンクールや決め手があるイメージでイジゲンが人気に。みやこSでも僅差3着。タイプ的にはニホンピロアワーズに似ているので、展開活かせれば、ずっと相手や押えに必須な馬になりそう。

ハタノヴァンクールは春にJDDまで勝つために無理しているので、前走の休み明けから走らないのは仕方ない。どこかで成長させないと将来ないし、まだこれからに期待。

イジゲンは必ず出遅れる馬と仮定して考えないといけないかも。あのスタートでは良くなる感じがしない。レパードS新潟1800の時もラスト伸びず3着。前走の武蔵野S勝ちは出遅れながら直線の抜け出し方で強いイメージに。ただ抜け出してからの伸び脚はない。出遅れて捲ってと考えると1600より長い距離を走った感覚。今回は4コーナーまでは外を捲って上がってこれて直線伸びず。
今までの結果を映像で見直すと、1800では危険な人気馬になる可能性大。
出遅れが付き物で、決め手のイメージから毎回人気になる。東京1600なら合うのでフェブラリーSは押えるとして、1800では押えに回したほうがよさそう。


グレープブランデー
だいぶ馬体が締まって復調してきているので、ケガが心配も今後に注意して買いたい馬。元々の能力は高い。

トランセンド
逃げて強い馬が、逃げられなくなったら終わり。


ローマンレジェンド
かなり期待したけど、結果的に乗り替わりが大きかった。デムーロ騎手ならマイナスにはならないイメージだったけど、道中の乗り方とか直線の追い方を見ていると、岩田騎手だったら違う結果になったかもしれない。
馬の体系は色々な形があって、騎手もそれぞれの追い方に違いがある。ダートは芝とは違って馬を追えるかどうかで凄い違いが出る。追うというか押せる騎手はダートに強い。芝とダートでは追う時の位置も変わるし、外国人騎手イコール追えるからマイナスにはならないはダートでは注意したほうがよさそう。
地方出身の岩田・内田騎手からの乗り替わりは全てマイナスのイメージで。
馬的には位置取り考えれば、直線は伸びてきているので、まだ4歳、来年に期待。



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