2012年12月22日土曜日

有馬記念考察1


有力馬ジャパンカップ1.2着の回避で、今年も人気薄が絡む可能性は上がりました。
元々、有馬記念は秋G1シーズンの最後にあるレースで、ここを目標にしてくる馬が少ないため、上位人気でやらずがいて高配当になりやすい。

今年も明らかに馬主の要請なのか、急仕上げや調整が軽い馬が何頭かいますね。

過去10年で、123着が5番人気以内で堅く決まったのは1度だけ。
03年で上位が強くて12頭立てと頭数も揃わず。シンボリクリスエス・リンカーン・ゼンノロブロイで1.4.3番人気。

1番人気の成績はよくて、8回馬券絡み。消えたのは02年の3歳牝馬ファインモーションと07年4歳メイショウサムソン。

02年に関しては、東京競馬場が改装工事していて、ジャパンカップが中山2200で開催。3歳シンボリクリスエスが僅差の3着。何故だかエリザベス女王杯勝ちの3歳牝馬が1番人気に、武豊騎手というだけで人気になった時代ですね。

07年は皐月賞ダービー2冠馬が天皇賞春・宝塚記念2着、武豊騎手に乗り替わり天皇賞秋を勝って春秋制覇。でジャパンカップ3着。この年の目標が天皇賞春秋になっていて、秋三戦目の有馬記念では完全に出来落ち。乗り替わりで脚を溜める感じになり中山向きでなくなる。

どちらも敗因がハッキリしていて、両方武豊騎手というのも。。
有馬記念は普段競馬やらない人が多数参加するレースで、全盛期のときは馬関係なく騎手だけで人気になっていたので、この2頭は馬で1番人気になったわけではない。

他の1番人気はというと、シンボリクリスエス・ゼンノロブロイ・ディープインパクト・ダイワスカーレット・ブエナビスタ・オルフェーブル。説明不要な名馬ばかり。全て1.2着で連絡み3着なし。


今年の1番人気は皐月賞・菊花賞2冠のゴールドシップ。
秋は神戸新聞杯と菊花賞の2戦のみでどちらも楽勝。ジャパンカップを使っていないので間隔は余裕あるし、菊花賞で惨敗でもしない限り有馬記念を3戦目に考えていたようなので、中間の調整も大丈夫そう。
ここで勝ち負けして、来年以降もG1勝ち名馬の仲間入りできるかどうか。
古馬の強力なのがいないので、3歳ですが危険な1番人気のような感じはしない。
斤量55で有利ですし、残りは当日の状態次第か。

この馬が絡むイメージで展開読むと、ある程度絞れてくる。。