2013年5月24日金曜日

ダービー考察2


コディーノ
この馬も仕上がり早く、札幌で新馬戦、札幌2歳Sは完勝。
2歳で東京1800を経験する重要なレース、東京スポーツ杯2歳Sも完勝。
この3連勝、先行好位から抜け出す勝ち方で、スピードはかなりのものを感じる。2歳馬では確実に一つ抜けていた印象。朝日杯FSでは断然一番人気になり、内枠から楽勝すると予想するも、道中折り合い専念のはずが外に出したことによりかかり脚を使う。直線はロゴタイプを交わせず2着。自滅した形だけど、これで折り合いを心配しないといけなくなる。
今は、先を見据えて折り合いを気にして控える傾向があるけども、それぞれの得意な競馬をするのが力を出し切れるわけで、逃げ馬の番手で早め先頭で残す乗り方がこの馬には合う。
弥生賞では、折り合いのみに重点を置いて内枠で馬が嫌になるような乗り方。直線も前が開いたが伸びを欠き3着。
皐月賞はハイペースで折り合いが楽になり、道中は内で前に馬をおいて脚を使わずに済むが、直線は伸びを欠いて3着。この脚をためる騎乗では2頭には勝てないのはハッキリしたかもしれない。
元々の強い勝ち方は、早め先頭から瞬発力で抜け出して差をつけて、そのまま差を維持して勝ちきる。他の有力馬より先に脚を使って引き離すのがあっている。
結果が出ていないので、乗り替わりは当然と言える。
ウィリアムズ騎手は先行して残すのは得意なので合うと思う。ただG1で今年はイマイチな騎乗が続いているのは心配。展開と馬の持ち味と逆の騎乗をしていて結果が出せていない。
内枠に入ったので、もう逃げ馬の後ろで先行して、直線は早めに抜け出し、能力を出し切ってほしいですね。
馬体から距離が伸びるのはプラスではないと思うので、ここでは厳しい競馬になると思いますが、展開がハマれば可能性はある馬です。


キズナ
新馬戦と黄菊賞は京都外1800で完勝。ダービーまで意識した先を考えた乗り方。
ここで主戦の佐藤哲三騎手がケガにより乗り替わる。ラジオNIKKEI杯2歳Sでは騎手のミスで3着。ここまでの3戦は馬体を仕上げて使ってないので内容はあまり参考にならない。
皐月賞出走のために賞金加算しなければならなくなった弥生賞は、馬体を絞って仕上げてきて勝ち負けできた作り。結果は騎手のミスで5着。道中の進路とりを間違っていなければ勝てたレースだった。ミスをしたが僅差まで詰め寄り、負けて強さが解ったとも言える。
ともに武豊騎手が内回り2000をミス騎乗で取りこぼし、皐月賞を諦めダービーに切り替えることとなる。コーナーの走りは上手くないのは仕方ないとして、それをどう直線までに繋ぐかが騎手の役目。全盛期なら上手く乗って連勝していたでしょう。
毎日杯阪神外1800ではメンバーが落ちるので、直線は外をスムーズ走ることで楽勝。これは勝って当然なので評価できない。中1週での競馬だったので、勝って賞金加算は重要だけども、疲労を残さない勝ち方も大切。少し追い出しは早かったし、まだこの馬の脚をつかめてない印象。
次走はダービーに繋げることが大事なレースで、輸送を考えると短期で連続では負担かかり、距離を考えたら京都新聞杯で外2200を使ってきたのはプラス。厩舎もこのローテは経験ある。
内容は、500万勝ちの馬が相手なので完勝も。やはりコーナーの走りは上手くなく、どうしても直線では前と差が開いてしまう。
4勝しているが、全て2着馬はG1で通用しないレベル。重賞連勝が外から追い込みなので、全く同じ乗り方をしてきそう。ディープインパクト産駒だけど全くの別馬で、あの感覚で乗られては危険な感じがする。
1枠に入り、後ろから乗ることになるとする。もし何か外にいて被されていたら、直線外に出すのが遅くなり危険。被されないように一番後ろに下げては前と空きすぎて届かない可能性大。
この2戦で真っ直ぐ追えば長くイイ脚を使えるのは解ったと思うので、同じ競馬をしてくるでしょう。こうなると、もう展開と位置取り次第。消える可能性あり、ハマれば勝ちきる脚はあり。消すことはできないけど、買い方でどこにいれるかがポイントになりそうです。

この2頭をどうするかは
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