2013年5月29日水曜日

ダービー回顧

2:24.3 (35.0-60.3-35.2)
12.3-10.5-12.2-12.5-12.8-11.9-12.7-12.3-11.9-11.6-11.7-11.9

1着キズナ
2着エピファネイア
3着アポロソニック

予想はハズレ、勝ち負けできる馬は絞っただけに軸が飛んで残念です。
配当は馬連970円、4頭に絞ってボックスなら6点。回収率は161%なので、これでも十分だと思いますが、狙って絞って勝負したのでクラシックの集大成ですが予想に悔いはなし。

まず展開、逃げるのはアポロソニックかサムソンズプライド。枠と前走内容からアポロソニックが前は予想通り、そして前走の逃げで2着に粘っているので同じような前半中盤の流れと予想。後半に関しては位置取り次第で勝ちに動く馬がいるのでココは決めないで考えました。
1.2コーナーで隊列決まって、中盤は折り合い重視。のはずが1頭理解できない暴走で流れが乱れ予想はココでハズレ確定。

前は2頭で併走しながら逃げれてどちらか残りやすくなるし、その後ろは逃げ残すわけにはいかないので離れないよう追走で脚を使う。これでラスト伸びがイマイチになる。
中団は折り合いに苦労していたのが、流れが速くなり少し楽になる。
後ろは一団にならず少し縦長に隊列がなるので、追い込み馬は直線早めに外に出しやすくなる。
前半60秒以上かかるのは、その後2Fはゆったり流れるのでスローよりになりやすく、一団からの4F勝負になりやすい。道中ラップが乱れたことにより、前中後でそれぞれ違う競馬になりました。

キズナ
1枠から前半は馬なり、内でロスなく直線勝負の騎乗。ここ2走と同じ乗り方、この追い込み方では、直線どう外に出せるか、前がどれだけ脚が残っているかで着順が決まる。
結果的に1頭の暴走が前を楽にさせない援護という形になる。
トップスピードになるまで時間がかかるので、父とはタイプが違う。ディープインパクトは瞬発力もあり、一瞬で次元の違う脚を使うことができる。
キズナはコーナーの走りが上手くなく捲ることができない。なので直線までは無理せずバランスを崩さない乗り方が重要で、直線は途中で進路変えたりせず、真っ直ぐ追えるかがポイント。
残り400から追い始めて前も開いていて、なかなか伸びてこなかったのが、ラスト100でトップスピードになると1頭だけ違う差し脚となる。
名前と騎手発言から今後も過剰人気しそうだけど、注意が必要です。
3コーナーですぐ後ろ同じ位置にいたテイエムイナズマとは、上がりの分で0.4差。1番と11番で内外の差もある。スローで一団から上がりの競馬にはなってないが、15着までが1秒以内に入る。テイエムイナズマの能力や、使える脚が幅が狭いことを考えると、高レベルなメンバーが揃っていないし、抜けて凄い強いとはいえない。
追い込み馬がゴール前ギリギリで差し切ると映像で凄く見えるけど、後でしっかり中身は確認して今後に繋げて活かしたい。直線の長いコースで同世代では強いが、馬体成長しないと内回りではまだまだ信頼できない。

エピファネイア
改めて能力は高いなと思いました。スタートゆっくり出して折り合いも想像よりはついたほうで、一番苦労するだろうと思っていた部分でペースが遅くならなかったのはプラス。向正面での躓いた部分は隊列が決まっている中でのことなので不利はない。直線で追い出している時とか、スタート後でそれぞれ好位をとりに行っている時なら不利になったとは言えるが。そもそも自ら前の馬に近づきすぎなのが問題で自滅とも言える。これは軽く済んでよかった、集団の中なので落ちていたら福永騎手は大変なことになっていた。
直線まで内で脚をためられて、直線は前にいた馬が内に斜行したため外まで出さずに前が開く。距離ロスなく乗っているし、折り合いを欠いていた分は相殺できたと思う。
色々な映像で確認すると勝てる騎乗なんだけど、あと少し足りないのは経験かな、新馬戦以降にどこかで長い直線を使っていたらとも思う。
馬体は中間やり過ぎた感じは出ていて少し細め、追い切り坂路で軽くにしたから戻ったともいえる。コースで追っていたら減り過ぎてた可能性ある。難しいですね。
これでしっかり休養して馬体成長して、少しだけ脚が長くなれば全体のバランスがよくなってG1勝てる馬になると思うし、さらに折り合いに問題なくなって能力を騎手の思い通りに発揮できるようになったら、海外でも勝てる馬になると思う。
将来性あり、クラブ馬だけど無理のないローテで使ってほしい馬です。

アポロソニック
ここまで粘れるとは思わなかったけど、青葉賞の直線を見れば納得するところもある。状態よく、メイケイペガスターが途中で交わして逃げて直線は併せることができ、集団は後ろに意識がいき楽に逃げ先行。前走がフロックではないのが解り、これからは気にされる存在になり、早めに後ろから差をつめられると厳しいと思います。

ロゴタイプ
前半までの展開なら好位からの持続力で勝ち負けできた。
直線の伸びを欠いたのは、脚をためるところで前に追走したため。距離に自信がありスタミナ勝負をしたい馬にとってはメイケイペガスターの暴走は援護。それ以外の馬に関しては、ペース判断して好位とったのに厳しい展開となる。サムソンズプライドが一番乱されて直線に影響した馬といえます。
ここで前は無視して自分の競馬に徹すればいいのだけれども、東京2400の経験が少ないCデルーロ騎手では仕方ないとも言える。他ブログの個別ラップを参考にすると、道中で一番遅いラップが12.5で、その後ゴールまで脚を持続させないといけない。他有力馬はしっかり脚をためている。こんな騎乗で勝ち負けできたら秋に古馬G1で即通用するレベル。
楽な競馬で勝ち負けしていたら、どれぐらいの馬か解らなかったけど、逆にこれで東京2400でのレベルはハッキリしたと思うので、今後には活かせます。
この内容では、秋は毎日王冠、天皇賞秋だと思うので、ココは斤量差もあり期待したいと思います。

コディーノ
距離が伸びるごとに着順は落ちていく。馬体通りで2400は長い。
首の使いかたとか、直線の走りで考えれば、ベストはマイルと思います。一流のスピードあるのに、無理矢理抑え込んで2400を走らせるのがおかしく。皐月賞の内容からも2000ではG1勝てない、今後、どういうローテでくるのか注目です。

今年の3歳は、それぞれ距離適性はハッキリしているので、各馬の能力が出せる範囲をしっかり把握して今後に活かしたい。全体的なレベルは高くないので、古馬との対戦時は注意。