2014年11月28日金曜日

ジャパンカップ考察1外国馬

近年、有力な外国馬が集まらなかった国際レース。

5年前のコンデュイット3番人気、まだ日本では有名ではなかったムーア騎手で4着。血統はミルリーフ×サドラーズウェルズ。
3歳で英セントレジャーにBCターフ勝ち、4歳でキングジョージ勝ち、秋に凱旋門4着、BCターフ連覇、それでジャパンカップ出走なのでローテがおかしい。日本馬が国内でG1使ってアメリカ遠征して勝負してそのまま凱旋門に使うようなもの。2か月の間に違う国で3戦。
これで4着、本気で勝ちにきていたら勝ち負けレベル。

3年前のデインドリーム1番人気、シュタルケ騎手で6着。血統はニジンスキー×デインヒル。
凱旋門勝って人気集まる。この6着は色々あるので本気で勝ちにきていたら着順は上がっていた。


過去5年、上位人気になった有力馬は2頭。結果は色々あるのと日本の高速馬場に合わず4着、6着。


3着以内に入った馬は遡って

8年前のウィジャボード3番人気、デットーリ騎手で3着。ただ11頭立てで頭数は少なくその前に来日していて5着と適性は示していた。血統がダンチヒ×ハイペリオン。

9年前のアルカセット3番人気、デットーリ騎手で1着。2分22秒1のレコードで2.3着にハーツクライとゼンノロブロイと高レベル。血統がキングマンボ×ニジンスキーで東京2400は合った。

この2頭はジャパンカップを狙ってローテ組んで勝負しにきていた。


近年、集まらないのは馬場のせいと、前後に大きな国際レースが海外であるため。
今のジャパンカップは賞金も高くないし、日本の馬場で勝っても日本で種牡馬になれないと意味がない。
招待して数だけ集めていて、あとは日本馬に勝たせたいから積極的に改善してこなかったりとかいろいろある。

今年の3頭はどうなのか。

アイヴァンホウ
ドイツ馬でドイツG1を2勝、凱旋門では18着でラスト馬なりで走っていたゴールドシップより後方。
その後バイエルン大賞が勝負であって、秋は3戦済み。ここは招待と見るのが無難。
血統がサドラーズウェルズ×グレイソヴリン。母系は持続力で、父系はもう少し軽ければ日本の馬場にも対応できる。ドイツの重い馬場で遅い時計で好走しているのは納得できる。
馬体も前が柔らかくないし、これは不良馬場にならない限り消せる。

アップウィズザパーズ
去年のカナダ年度代表馬。カナダのレベル低い。
重賞勝ちがアメリカとカナダの1800、2000のG1では4着。
血統がストームバード×ミスプロ。東京2400に全く合わない。良馬場のほうがいいので馬場悪化してもダメだし、招待馬、最下位争い候補。

トレーディングレザー
愛ダービー馬。このレースには英ダービー馬ルーラーオブザワールドが5着、ニエル賞でキズナと僅差の馬で凱旋門もかかっても7着。今年の凱旋門では9着でジャスタウェイと僅差。愛ダービーでホームとはいえ相手は強かった。
その後、キングジョージで2着。ノヴェリストがレコードで楽勝したレースで、2着タイムでもレコード更新、過去の時計が遅かったこともあるけど、良馬場で時計勝負が合うタイプ。
2400で好走した後、インターナショナルSと愛チャンピオンSの2000で2.3着。
8か月休養して、休み明けG22400で3着、G1エクリプスS2000で2着、キングジョージは5着で去年より時計は4秒遅い。これが標準ともいえるし去年の好走が合うタイプ。
愛チャンピオンSは今年も3着、ただザグレーギャッツビーとオーストラリアの強力な2頭相手なんで仕方ない。
次走に凱旋門でもおかしくないところ、ジャパンカップを選んでくるところは例年の外国馬とは違う。
愛と英でしか走っていないので、仏の重い馬場は合わないから選ばない。
今年のG1は3戦とも斤量60.4で凱旋門59より重い。そこから57に替わるのは軽くなってスピード活かせる。
血統がサドラーズウェルズ×ダンチヒ、父系が重く感じるけど、父テオフィロは母系にデインヒルでサドラーズウェルズからガリレオまである重さは無い。母系は辿るとダンチヒ、ミルリーフ、ネヴァーベント、リファールなので日本でも馴染みのある血。ノーザンダンサーとダンチヒのクロスあり。
走法も前が柔らかくて柔軟、自然の地形がコースになっていて平でない欧州よりも、綺麗な馬場の日本が合うかもしれない。
先行してスピード活かして残すタイプ。あまり人気にならないだろうし、これは狙ってみたい。


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